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フェルミオン・ダブリング(fermion doubling)とは、格子上の場の理論においてフェルミオンを記述する際に、本来の物理的な粒子(自由度)とは別の、非物理的な複数の自由度が生じる理論上の問題である。このとき現れる非物理的な自由度はダブラー(doubler)と呼ばれ、d次元空間においては2d個のダブラーが現れる。 ==解説== ===格子フェルミオンの作用=== 連続的な4次元ユークリッド空間において、ゲージ場と相互作用しているフェルミオンの作用を以下のように定義する。 : ここで、はフェルミオン場、γμはガンマ行列、は共変微分、mはフェルミオンの質量である。 この作用を格子化すると、連続空間における微分演算子は格子上では差分として置き換えられるので、 : となる。ここで、aは格子間隔、はサイトnに置かれたフェルミオン場、Uμ(n)はサイトnから方向へ張られるゲージ場のリンク変数である。パラメータを無次元化するために、、と置き換えると、 : となる。このように単純な操作で格子化された作用をナイーブな格子フェルミオンの作用という。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フェルミオン・ダブリング」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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