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フェルラ酸 : ミニ英和和英辞書
フェルラ酸[ふぇるらさん]
ferulic acid
===========================
: [さん]
 【名詞】 1. acid 
フェルラ酸 : ウィキペディア日本語版
フェルラ酸[ふぇるらさん]

フェルラ酸(フェルラさん、ferulic acid)はフィトケミカルとして植物の細胞壁などに存在する有機化合物ケイ皮酸の誘導体で、リグニンを構成する。また、他の芳香族化合物の合成の前駆体となる。
地中海沿岸に自生するセリ科の植物オオウイキョウ()から発見・命名された。

== 天然での存在 ==
フェルラ酸とジヒドロフェルラ酸は、細胞壁のリグノセルロース中でリグニンと多糖を繋ぎ合わせる役割を担っている〔Iiyama, K.; Lam, T B.-L.; Stone, B. A. "Covalent Cross-Links in the Cell Wall" Plant Physiology, 1994 volume 104, pp. 315-320.〕。米、小麦、ライ麦、大麦やコーヒー、リンゴ、アーティチョーク、ピーナッツ、オレンジ、パイナップルなどの種子の中にも見られる。濃アルカリを用いて小麦や大豆のふすまから抽出される。カフェ酸に''O''-メチルトランスフェラーゼ(caffeic acid 3-''O''-methyltransferase; COMT, EC 2.1.1.68 , 反応 )が作用することにより、生合成される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フェルラ酸」の詳細全文を読む




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