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ferulic acid =========================== ・ 酸 : [さん] 【名詞】 1. acid
フェルラ酸(フェルラさん、ferulic acid)はフィトケミカルとして植物の細胞壁などに存在する有機化合物。ケイ皮酸の誘導体で、リグニンを構成する。また、他の芳香族化合物の合成の前駆体となる。 地中海沿岸に自生するセリ科の植物オオウイキョウ()から発見・命名された。 == 天然での存在 == フェルラ酸とジヒドロフェルラ酸は、細胞壁のリグノセルロース中でリグニンと多糖を繋ぎ合わせる役割を担っている〔Iiyama, K.; Lam, T B.-L.; Stone, B. A. "Covalent Cross-Links in the Cell Wall" Plant Physiology, 1994 volume 104, pp. 315-320.〕。米、小麦、ライ麦、大麦やコーヒー、リンゴ、アーティチョーク、ピーナッツ、オレンジ、パイナップルなどの種子の中にも見られる。濃アルカリを用いて小麦や大豆のふすまから抽出される。カフェ酸に''O''-メチルトランスフェラーゼ(caffeic acid 3-''O''-methyltransferase; COMT, EC 2.1.1.68 , 反応 )が作用することにより、生合成される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フェルラ酸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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