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フェル式鉄道(フェルしきてつどう、英:Fell Railway)は、2本のレールの中央に敷設した平滑なレールの両面を左右から車輪で挟み、この車輪を駆動して勾配の昇降を行なう鉄道のこと。 最初に考案したのはスウェーデンの技師ウィドマーク(Widmark)だが、イギリスの技師フェル(John.B.Fell)によって完成されたためこの名がある。 フェル式鉄道はラック式鉄道と比較すると使用可能な最大勾配は小さい(40‰ - 90‰)が、高価なラックレールを使用しないため建設費が安いという長所がある。しかし、実用に供された例はわずかにとどまり、使用された路線でも勾配下降時の制動強化に使用されるケースが多かった。 == 主なフェル式鉄道の一覧 == * イギリス * スネーフェル登山鉄道(:en:Snaefell Mountain Railway) * 1895年開通。唯一現存するフェル式鉄道。マン島にある。最大勾配83‰。当初は蒸気機関車を使用し中央レールを駆動用に使用する計画だったが、途中で電車使用に変更されて中央レールは制動・脱線防止用として使われる事になった。このため中央レールを挟む車輪には脱線防止対策としてフランジが取り付けられている。 * フランス * モン・スニ峠 * 1868年開通。実用化されたフェル式鉄道としては世界初。最大勾配90‰。1871年、フレジュス鉄道トンネル(モン・スニトンネル)開通により廃止となった。 * ニュージーランド * リムタカ・インクライン(:en:Rimutaka Incline) * ワイララパ線(:en:Wairarapa Line) サミット駅 - クロスクリーク駅間。1878年開通。最大勾配77‰。1955年、リムタカトンネル開通により廃止となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フェル式鉄道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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