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フォゴ山[ふぉごさん]
フォゴ山()は、カーボベルデ共和国最高峰の標高2829メートルの山である。活発な成層火山であり、アフリカ大陸のすぐ西の大西洋上にあるフォゴ島の中央部に位置する。中央火口丘の最後の噴火は1675年に起こり、住民は島外への大規模な移住を余儀なくされた。1847年の噴火では、火山性地震により数人の命が奪われた。中央火口丘側面の地割れ火口は1995年に噴火しているが、2014年11月にふたたび噴火した。 == 特徴 ==
フォゴ島は、ホットスポットによって形成された、カーボベルデ諸島において最も若い火山島で、諸島の西端部に位置している。ホットスポットで順次作られた活火山がアフリカプレートに乗ってホットスポットの上を東に向かって移動し多島海を形成している〔。 フォゴ島は1つの火山から成り、島は直径約25キロメートルのほぼ円形となっている。山頂部にある、南北におよそ10キロメートル東西7キロメートルの大きなカルデラは、島の中央には位置せず、北東の方向にずれている。カルデラは、北面と西面そして南面で急な垂直に近い断層崖に囲まれているが、東面は壁が無く溶岩が海岸へと流れた跡がある。北北東に伸びている地割れ火口は、およそ1500年から1760年の間に作り出されたカルデラ内の「ピコ」と名付けられた中央火口丘の西の横腹に沿って開いている〔。フォゴ山の現在の地形は、海の方へ斜面を崩落したことから生じた東側の海にさらされたカルデラとなっている〔。 山の斜面はコーヒーの栽培に用いられ、溶岩は建築材料としても使われている。カルデラ内の平原「チャ ダス カルデラス(:en:Chã das Caldeiras)」には小さな村が存在する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フォゴ山」の詳細全文を読む
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