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フォンダパリヌクス : ウィキペディア日本語版
フォンダパリヌクス

フォンダパリヌクス(Fondaparinux、商品名:アリクストラ)は低分子ヘパリン(LMWH)様の抗凝固薬である。血小板第4因子への親和性が殆ど無いのでLMWHよりも(HIT)の危険が少ないが、腎排泄型の薬剤であるので腎不全の患者には使えない。ヘパリンと異なり、効果は第Xa因子選択的である。とは異なり、を介して間接的に第Xa因子を阻害する。
==効能・効果==
添付文書に記載されている効能・効果は、1.5mg・2.5mg製剤が「静脈血栓塞栓症の発現リスクの高い、下肢整形外科手術施行患者又は腹部手術施行患者に於ける静脈血栓塞栓症の発症抑制」、5mg・7.5mg製剤が「急性肺血栓塞栓症及び急性深部静脈血栓症の治療」である。
フォンダパリヌクスは等と同じく9日以内の虚血性イベントを抑制し、加えてその後の大出血〔以下の何れかに該当する臨床的に異常と考えられる出血
・死亡に至った出血
・頭蓋内、後腹膜、眼球、副腎、心膜、脊椎等の重要部位からの明らかな出血
・ヘモグロビン値が出血発現前の値に比較して、2g/dL(1.6nmol/L)以上減少している臨床的に明らかな出血
・2単位(900mL)以上の全血輸血又は相当量以上の赤血球輸血を要した出血〕並びに塞栓症罹患率及び死亡率を低減させる。当初、ストレプトキナーゼとの併用について研究されていた。
臨床的には、整形外科手術等を受けた患者の深部静脈血栓症の予防又は治療、或いは肺塞栓症の治療に用いられる。
血小板第4因子への親和性が殆ど無く、LMWHで(HIT)を起こした患者に使用出来た例が有る。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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