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スティール弦アコースティックギター(スティールげんアコースティックギター)とは、撥弦楽器であるギターのうち、アンプを使った電気増幅を伴わなくても演奏可能なギターであり、かつスチール弦を使用しているギターの総称。アコースティック・ギターの一つである。英語ではSteel-string acoustic guitar。フラットトップ型がフォークギター(''和製英語folk guitar'')、アーチトップ型がピック・ギターと呼ばれることもある。 2016年3月11日訂正:これまでFolk Guitarを和製英語と記載されてきたが、これは誤りである。Folk Guitarは現在も英語圏で使用されており、日本で作られた言葉ではない。 == 特徴 == ガットギターが、伝統的に12フレットでボディと接合しているのに対して、スティール弦アコースティックギターの多くは高音を出しやすくするため、14フレットで接合しているものが多い。さらに1弦のフレットが延長され、ボディーが欠き取ってある機種もある。一般的にネックがクラシックギターよりやや細く、弦の間隔が若干狭い。緒止め(弦を固定する部分)の形状も異なる。 金属製の弦の張力に耐えるために、表板のブレーシングが強化されている。 ピックによる演奏の際にボディ表面を保護するために、鼈甲製やセルロイド製のピック・ガードをサウンド・ホールに沿って張ってあるものが多い。 スティール弦アコースティックギターのボディの形状には様々な物が存在するが、米国のマーティン社のドレッドノート・スタイルや000スタイル、ギブソン社のラウンドショルダーと呼ばれる形状等が代表的な、丸いサウンドホールを持つフラットトップ型が種類も流通量も多い。他には、アーチトップ型やセルマー/マカフェリ型といったものもエレクトリックギター登場以前のジャズシーンでは多く見られた。 1960年代にフォークソングの弾き語りに使われることが多いスティール弦を張ったフラットトップ・アコースティック・ギターに対して一時期、フォークギターという呼称が定着した(2000年代になってからも教育出版の『中学器楽』教科書でフォークギターとして紹介された)。しかし、実際には様々なジャンルの音楽で使われる楽器であり、逆にフォークソングでエレキギターやクラシックギターを使用する事例も見受けられるため、フォークギターという呼称はこの楽器の性能の一面を言い当てたものであるとしか言えない。 1980年ごろまでは、ヤマハ・FG等のギターがボディ形状で「フォークギター」と「ウエスタンギター」とに分けることもみられたが、現在では「フォークギター」に統一されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スティール弦アコースティックギター」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Steel-string acoustic guitar 」があります。 スポンサード リンク
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