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フサゴカイ科 (Terebellidae) は、多毛類フサゴカイ目に属する分類群。これに属するゴカイは、以下のような特徴をもつ。 体はほぼ円柱形で、前は幅広く、後ろに向かって細くなる。体は柔らかくて、多数の体節からなる。口前葉と口節が癒合して頭部を形成する。ここにある触手葉からは多数の細長い口触手をもつ。触手には溝があってここに繊毛があり、摂食に与かる。胴体は太い胸部と細い腹部に分かれ、各節に疣足があるが、目立たない。胸部の幾節かは疣足を欠く。 自由に移動する能力はあるが、ある程度以上しっかりした棲管を作り、その中で生活する。 潮間帯から深海まで生息し、約60属400種が知られる。日本近海の浅海域には以下のような属が知られる。 *''Anphitrite'' *''Terebella'' *''Loimia'':チンチロフサゴカイ *''Pista'' *''Nicolea'' *''Lanice'' *''Eupolynnia'' *''Reteterebella'' *''Streblosoma'' *''Thelepus'':ニッポンフサゴカイ *''Lysilla'' == 参考文献 == *西村三郎編著(1992)『原色検索日本海岸動物図鑑』保育社 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フサゴカイ科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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