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フジマリモ : ウィキペディア日本語版
フジマリモ

フジマリモ(富士毬藻、)は、球状の集合体を作ることで知られるマリモ変種富士山北麓の富士五湖の3湖(山中湖河口湖西湖)に生育することが知られていたが、2012年(平成24年)6月に、富士五湖のひとつ精進湖での生息確認〔「フジマリモ精進湖にもいた」『山梨日日新聞』2012年6月30日付朝刊、第2版、第1面。〕、2013年(平成25年)11月に最後の本栖湖で生息確認〔『本栖湖でフジマリモ発見 富士五湖すべてで生息確認 産経新聞(2013年11月28日14時08分)〕され、富士五湖すべてで生息していることが確認された。山梨県の県指定天然記念物に指定されている。
== 概要 ==
1956年(昭和31年)4月18日、山中湖村村立山中小学校の6年生男子児童が山中湖で直径2センチほどの緑色の球状の藻を見つけた。男児は採取した藻を同小学校校長である杉浦忠睦に報告提出し、杉浦校長により富士毬藻と名付けられた。同年5月2日東京大学理学部本田正次教授によりマリモの一種であることが確認され、さらに同年9月6日長崎大学水産学部教授岡田喜一理学博士による現地調査の結果マリモの変種と断定され、学名 及び和名フジマリモとして報告された。
これまでマリモは北半球高緯度帯に生育するものとされてきたが、中緯度である山中湖(北緯35度25分付近)で発見されたことは植物分布学上興味深く、1958年(昭和33年)山梨県の天然記念物に指定され、その後1979年(昭和54年)には同じ富士五湖の河口湖で、1993年(平成5年)には西湖でもフジマリモが発見され、同年11月29日、改めてこれら3湖のフジマリモが「フジマリモ及び生息地」として県天然記念物に指定された。
2012年(平成24年)6月23日に、山梨大学教育人間科学部の研究グループが、精進湖の水生植物の調査を行った際に、水草類に混じって直径2-3センチほどの球状の藻を発見した。研究室に持ち帰り顕微鏡で確認し、フジマリモの特徴である藻の枝先に物を吸着する不定根があることなどから、フジマリモであると確認された。精進湖でフジマリモの生息が確認されたことにより、富士五湖の4湖に生息していることとなり、残る本栖湖でも生息している可能性が高まった〔「精進湖にフジマリモ、喜ぶ地元」『山梨日日新聞』2012年6月30日付朝刊、第2版、第26面。〕。
2013年(平成25年)11月16日、山梨大学の研究チームが本栖湖で潜水調査を実施。その結果、水深約20mの湖底で石に付着しているを発見し、詳細を調査した結果、11月28日までにフジマリモと確認した〔。この研究成果により、富士五湖すべてでのフジマリモの生息が確認された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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