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『家の頌歌』〔伊藤訳「原典資料」p.110 の表記。〕 (いえのしょうか、''Húsdrápa''〔)は、アイスランドのスカルド詩人ウールヴル・ウッガソン (:en:Úlfr Uggason) の作とされるスカルド詩である。『フスドラーパ』〔山室・米原訳『北欧神話物語』p.297 の表記。〕『フスドラパ』〔山室・米原訳『北欧神話物語』p.305,327 の表記。〕とも。 『』によると、この詩は978年の冬に Herdholt で催された婚礼の席にて詠まれたとされている〔『北欧神話物語』p.297。「原典資料」では983年頃とされている。〕〔『ラックス川谷のサガ』の言及部分 OMACL: The Laxdaela Saga: Chapter 29 〕。会場となった食堂の間仕切り〔「原典資料」p.110。〕や屋根板には神話の場面が描かれており、ウルヴはその神話の解説としてこの詩を詠んだのだという〔『北欧神話物語』p.297。〕。 元の詩は残っておらず、スノッリの『エッダ』の中に、部分的に引用されて保存されていた。トールに関する部分が3節、バルドルに関する部分が5節、ブリーシンガメンに関する部分が1節である〔。 『エッダ』に引用された聯では、以下の3つの話が語られていた。 * トールの魚釣りの旅。この物語は古エッダの『ヒュミルの歌』や、その他『ラグナル頌歌』などでも語られている〔『北欧神話物語』p.305。〕。 * バルドルの葬儀〔『北欧神話物語』p.327。〕。 * ブリーシンガメンを巡る、ロキとヘイムダルの戦い。他の資料にはほとんど残されていない神話だが、スノッリ・ストゥルルソンはその内容を知っていたらしい〔。 北欧神話の物語を含んでいる数少ないスカルド詩の一つである〔マッキネル「原典資料」p.110。〕。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「家の頌歌」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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