翻訳と辞書
Words near each other
・ フスタート
・ フスターフ・デロール
・ フスティ・サボルチ
・ フストラワカ洞窟
・ フスト・ゴンサレス
・ フスト・ゴンザレス
・ フスト・ビジャル
・ フスト・ビジャール
・ フスドラパ
・ フスドラーパ
フスハー
・ フスバル・アレナ・ミュンヘン
・ フスマ
・ フスロー
・ フス戦争
・ フス教徒
・ フス派
・ フズリナ
・ フズーリー
・ フセイノフ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

フスハー : ウィキペディア日本語版
フスハー[ちょうおん]

フスハー , 「純正なアラビア語」)とは、標準アラビア語 (Standard Arabic) を指す。日本では正則アラビア語(せいそくアラビアご)と呼ぶこともある。具体的に指している言語は、古典アラビア語英語版と、現代の書き言葉であるが、この2つは一般には同一視されており、区別なくアル・フスハーと呼ばれる。文語として文学共通語に使われる、アラビア語の下位言語であり、口語としては使用されていない。
西欧の研究者は多くフスハーを大まかに二つにわけて考える。啓典クルアーン』と7-9世紀の初期イスラームアラビア文学の古典アラビア語(古典北アラビア語)と、現代において共通語として用いられる現代標準アラビア語(Modern Standard Arabic)とである。現代標準アラビア語は古典アラビア語に深く根ざしており、アラブ人は一般に一つの言語の使用場面による使い分けであると考える。
フスハーはヨーロッパラテン語インド亜大陸サンスクリット語中華文明圏古典中国語同様ひとつの文明を覆う共通語・教養語であったが、それらの中で現在でも現役で使用されているほとんど唯一の言語である。しかし、ラテン語、サンスクリット語、古典中国語が言語変化により多数のに分裂し、ひとつの生きた(母語話者を持つ)言語としては解体され消滅したのと同様、フスハーも中世以降多くのアーンミーヤ(現代口語)に分裂し、生きた言語としてはその役割を終えている(死語 (言語学)も参照)。現在ではフスハーを母語とするものは原則的になく、異なるアーンミーヤを母語とする者同士の橋渡し言語として用いられる場合もある。'' , 「純正なアラビア語」)とは、標準アラビア語 (Standard Arabic) を指す。日本では正則アラビア語(せいそくアラビアご)と呼ぶこともある。具体的に指している言語は、古典アラビア語英語版と、現代の書き言葉であるが、この2つは一般には同一視されており、区別なくアル・フスハーと呼ばれる。文語として文学共通語に使われる、アラビア語の下位言語であり、口語としては使用されていない。
西欧の研究者は多くフスハーを大まかに二つにわけて考える。啓典クルアーン』と7-9世紀の初期イスラームアラビア文学の古典アラビア語(古典北アラビア語)と、現代において共通語として用いられる現代標準アラビア語(Modern Standard Arabic)とである。現代標準アラビア語は古典アラビア語に深く根ざしており、アラブ人は一般に一つの言語の使用場面による使い分けであると考える。
フスハーはヨーロッパラテン語インド亜大陸サンスクリット語中華文明圏古典中国語同様ひとつの文明を覆う共通語・教養語であったが、それらの中で現在でも現役で使用されているほとんど唯一の言語である。しかし、ラテン語、サンスクリット語、古典中国語が言語変化により多数のに分裂し、ひとつの生きた(母語話者を持つ)言語としては解体され消滅したのと同様、フスハーも中世以降多くのアーンミーヤ(現代口語)に分裂し、生きた言語としてはその役割を終えている(死語 (言語学)も参照)。現在ではフスハーを母語とするものは原則的になく、異なるアーンミーヤを母語とする者同士の橋渡し言語として用いられる場合もある。
== 古典アラビア語 ==
古典アラビア語英語版は、ムスリムたちの聖書である『クルアーン』や、7-9世紀のウマイヤ朝からアッバース朝にかけての文学作品に用いられた言語である。
古典アラビア語は全ての口語アラビア語諸変種の祖語であると見なされることも多いが、近年の研究、たとえばクリーヴ・ホールズ (2004) は、の諸方言が7世紀には存在し、それが現代におけるいくつかの口語変種の祖語となっている可能性を示して、この見方に疑問を呈している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フスハー」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.