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フズリナ()には、広義のフズリナと狭義のフズリナがある。 * 広義のフズリナ - 紡錘虫類()のこと。原生動物有孔虫のうちの一群。 * 狭義のフズリナ - 紡錘虫類のうちフズリナ属()のもの。 広義のフズリナは、古生代(石炭紀~ペルム紀)に全盛期を迎えた有孔虫である。存続した期間は約1億年。石灰質の殻を持っていたことから、石灰岩中に現れる化石として知られる。 日本では、秋吉台などの石灰岩中に多量に存在することで知られ、進化の系統がよく研究されており、示準化石としても用いられる。古生代末に突然絶滅することから、中生代への転換期に起きた大量絶滅(P-T境界事変)を証明する化石としても注目される。 == 形態 == 単細胞の原生動物であるが、最終的には複雑な殻の形態、1cmにも及ぶ大きな体を獲得する種も現れた。初期は円盤形で、球形、紡錘形と進化している。紡錘形の種では、長断面と短断面では見た目の形状が異なるので、注意が必要である。 ファイル:Limestone with fossils01.jpg|フズリナを含んだ石灰岩(大垣城の石垣) ファイル:Fusulina091109.JPG|フズリナを含んだ泥岩(東京都) ファイル:Fusulina091116.JPG|100円玉と大きさを比較したときのフズリナ(東京都) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フズリナ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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