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フッドマネシツグミ(、学名:''Mimus macdonaldi'')は、マネシツグミ科の鳥類の1種であり、Española Mockingbird とも呼ばれる。エクアドルのガラパゴス諸島のうちエスパニョラ島(英: フッド島)の固有種であり、ガラパゴス群島に固有で密接に関連する4種のマネシツグミ類のうちの1種である。 乾燥林に生息し、雑食であるが、主として肉食ないし腐食性である。縄張りを有する高度な社会的構造を持ち、また人を恐れない。フッドマネシツグミは、チャールズ・ダーウィンがビーグル号の航海において観察および採集しなかったガラパゴスマネシツグミ類の唯一の種である〔Grant, K. Thalia and Estes, Gregory B. 2009. "Darwin in Galapagos: Footsteps to a New World" Princeton University Press, Princeton.〕。 == 形態== 全長28cmで、諸島のガラパゴスマネシツグミ類のなかでは最大種となる〔Isabel Castro and Antonia Phillips, ''A Guide to The Birds of the Galápagos Islands'', Prinston University Press, 1996, p. 121.〕。 上面は灰褐色で〔、他のガラパゴスマネシツグミ類と同じく、白色の下腹に灰色の斑と褐色の羽毛がある。長い尾と足が特徴的な外観を与えている。長細いくちばしは、海鳥の卵を突つくのに役立つ。フッドマネシツグミは、ガラパゴスマネシツグミ類のなかで最も大きなくちばしを持つ。 この種は他のガラパゴスマネシツグミ類とともに、地理的に近いエクアドル本土のクロヒゲマネシツグミ (''Mimus longicaudatus'') との関連も指摘されるが、もっとも近縁な種はバハママネシツグミ (''Mimus gundlachii'') である〔Arbogast, B., Drovetski, S., Curry, R., Boag, P., Seutin, G., Grant, P., Grant, B. and Anderson, D. (2006) "The Origin and Diversification of Galapagos Mockingbirds." ''Evolution'' 60(2):370-382.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フッドマネシツグミ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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