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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ フッ化 : [ふっか] (n) fluoridation ・ 化 : [か] (suf) action of making something
フッ化セシウム(フッかセシウム、caesium fluoride)は組成式 CsF で表されるイオン性の化合物で、吸湿性の白色固体である〔Greenwood, N. N.; Earnshaw, A. (1984). ''Chemistry of the Elements'', Oxford, UK: Pergamon Press.〕〔(1990) ''Handbook of Chemistry and Physics'', 71st edition, Ann Arbor, Michigan: CRC Press.〕。フッ化ナトリウムやフッ化カリウムよりも溶解性が高く、容易に解離する。無水物の形で市販されているが、水を吸ってしまった場合は減圧下で 100 ℃に加熱すれば簡単に乾燥できる〔Friestad, G. K.; Branchaud, B. P. (1999). Reich, H. J., Rigby, J. H. (eds.) ''Handbook of Reagents for Organic Synthesis: Acidic and Basic Reagents'', pp. 99–103, New York: Wiley.〕。吸湿性がそれほど高くないため、水分子を含まない「裸の」フッ化物イオンが必要な場合、より吸湿性が高いテトラブチルアンモニウムフルオリド (TBAF) やトリス(ジメチルアミノ)スルホニウムジフルオロトリメチルシリケート (TASF) に代わって用いられる。 ==化学的性質== 一般的にフッ化物イオンの発生源としての反応性を示し、他の溶解性のフッ化物塩と同様に反応する。例えば、 :2 CsF (aq) + CaCl2 (aq) → 2 CsCl (aq) + CaF2 (s) 非水性の溶液中でもほぼ完全に解離するため反応性が高く、電子不足な塩化アリールと反応してフッ化アリールを与える(ハレックス反応)。他のフッ化物塩の例にもれず弱い塩基性を示す。酸と混合すると毒性・腐食性の高いフッ化水素が発生するので注意を要する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フッ化セシウム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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