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フッ化ベリリウム : ミニ英和和英辞書
フッ化ベリリウム[ふっかべりりうむ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

フッ化 : [ふっか]
 (n) fluoridation
: [か]
 (suf) action of making something

フッ化ベリリウム : ウィキペディア日本語版
フッ化ベリリウム[ふっかべりりうむ]

フッ化ベリリウム(beryllium fluoride)は、組成式がBeF2無機化合物である。白色の固体で、主に金属ベリリウムの製造に用いられる。
== 構造と結合 ==
BeF2結晶構造二酸化ケイ素に類似する。Be2+を中心とした四配位の四面体構造をとる〔Wells A.F. (1984) ''Structural Inorganic Chemistry'' 5th edition Oxford Science Publications ISBN 0-19-855370-6〕。固体のBeF2は二酸化ケイ素の低温石英(α-quartz)、高温石英(β-quartz)、クリストバライトおよびトリディマイトに類似した重合体構造をとる〔Greenwood, Norman N.; Earnshaw, A. (1997), Chemistry of the Elements (2nd ed.), Oxford: Butterworth-Heinemann, ISBN 0080379419〕。BeF2AlF3との間には類似性があり、双方とも温和な温度で拡張構造をとる。BeF2は高度な共有結合結晶であると考えられる。
BeF2は1160℃以上で気体となる。CO2SiO2と等電子数の直線形分子構造をとる。Be-F間の距離は177 pmである〔 。BeF2(固体)とCO2(気体)との常温での相違は、複数の結合を形成するアルカリ金属の性質がやや反映されている。
融解したBeF2はBe-F-Be間で強い相互作用を持つ三原子分子であり、いくつかの点で水と似ている。水と同様にBeF2の密度も融点付近で減少する。また、液体BeF2は流動的な四面体構造をとる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フッ化ベリリウム」の詳細全文を読む




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