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フッ化白金(VI)(フッかはっきん ろく、)は、化学式 PtF6 で表される白金の六フッ化物で、白金の化合物において酸化数が+6である唯一の例である。暗赤色の揮発性の固体で、気体も暗赤色である。4つのd電子が三重項基底状態にあり、常磁性をもつ。 PtF6 は強力な酸化剤かつ強力なフッ素化剤であり、最もよく知られているのはキセノンをヘキサフルオロ白金酸キセノンにする反応である。この反応の発見(1962年)によって希ガス化合物の存在が証明された。この反応をキセノンではなく酸素に対して行うと、ヘキサフルオロ白金酸ジオキシゲニル ((O2)+(PtF6)-) ができる。 == 合成 == PtF6 はフッ素と白金との反応によって得られる〔Weinstock, B.; Claassen, H. H.; Malm, J. G. “Platinum Hexafluoride” Journal of the American Chemical Society 1957, volume 79, pp 5832 - 5832. 〕。この方法は発見当時から依然として使われている〔Drews, T.; Supel, J.; Hagenbach, A.; Seppelt, K. “Solid State Molecular Structures of Transition Metal Hexafluorides” Inorganic Chemistry 2006, volume 45, pp 3782-3788.〕。 : Pt + 3 F2 → PtF6 また、PtF6 はフッ化白金(V)の不均化によっても生成する。フッ化白金(V)は塩化白金(II)のフッ素化で得られる。 : PtCl2 + 3/2 F2 → PtF5 + Cl2 : 2 PtF5 → PtF6 + PtF4 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フッ化白金(VI)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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