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フナクイムシ : ウィキペディア日本語版
フナクイムシ

フナクイムシ(船喰虫)は、フナクイムシ科 () に属する二枚貝類の総称。ムシとついているが実際はの仲間である。
いくつかの属があるがその中でもテレド属 がよくみられる。
== 生態 ==
水管が細長く発達しているため、蠕虫(ぜんちゅう)状の姿をしているが、二枚の貝殻が体の前面にある。貝殻は木に穴を空けるために使われ、独特の形状になっている。
海水生。その生態は独特で、海中の木材を食べて穴を空けてしまう。木材の穴を空けた部分には薄い石灰質の膜を張りつけ巣穴にする。巣穴は外界に通じる開口部を持ち、ここから水管を出して水の出し入れをする。
危険を感じたときは、水管を引っ込めて尾栓で蓋をすれば何日も生きのびることができる。
体内の特殊な器官「デエー腺」 () 内に共生するバクテリアの分泌する酵素によって、木のセルロース消化することができる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フナクイムシ」の詳細全文を読む




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