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フュウザン会 : ウィキペディア日本語版
フュウザン会[ふゅうざんかい]

フュウザン会は、大正時代に結成された美術家集団。発起人は斎藤与里岸田劉生清宮彬高村光太郎など。フュウザン(仏fusain)は木炭の意味。設立時は、ヒュウザン会であったが、後にフュウザン会へ改名した。
1912年(大正元年)9月に結成、10月15日から11月3日まで第1回ヒュウザン会展を開催した(会場は銀座読売新聞社)。1913年3月11日から同月30日まで第2回フュウザン会展を開催(会場は読売新聞社)し、同年7月に解散した。また、1912年11月には雑誌『フュウザン』を刊行する。
活動期間は短いが、日本で初めての表現主義的な美術運動として、先駆的な意義を持つ。参加者は斎藤、岸田、清宮、高村のほか木村荘八萬鉄五郎バーナード・リーチら。ポスト印象派フォービズムの影響がみられる。斉藤与里と岸田劉生の主張が食い違ったため、2回の展覧会を開いたのみで解散した。
==参考文献==

 

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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