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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ブラックボックスとは、フライトデータレコーダー (FDR) とコックピットボイスレコーダー (CVR) の通称である。 航空事故に関してブラックボックスと表現する場合は、FDRないしはCVRそれぞれ、あるいは双方を纏めて指している。航空事故の原因調査に大きな役割を持つ。旅客機に装備され、個人所有の軽飛行機には一般に装備されず、軍用機にも装備しない国が多い。そのため、自家用機や軍用機の事故の場合は生き残った乗員からの聞き取りや機体分析に、原因究明を待つことになる。 日本の自衛隊が運用する航空機には、大体搭載されている。最新のブラックボックスは、CVRとFDRを1つにしたコックピットボイスフライトレコーダー (CVFDR) がある。 ブラックボックスとは内容物が隠蔽ないしは封印されていることの比喩的形容であり、必ずしも「黒い箱」を意味しない。FDRやCVRは事故後に発見・回収しやすいよう、実際には赤色やオレンジ色に塗装されている。 == 概要 == 事故が発生した際、乗員・乗客が全員死亡することも珍しくない航空事故では、事故原因究明の手掛かりを得ることが大変難しい。そのため、飛行中のコックピット内で操縦士たちが交わした会話や航空交通管制機関との交信内容、機体の飛行状況を記録し続けることにより、事故原因究明のための手掛かりとするべく旅客機に搭載されていることが多く、法によって搭載装備を義務付ける国もある。アメリカなど国によっては軍用機にも搭載義務がある。 すべてを記録すると記録量が膨大になるため、古いデータを消しながら直近の出来事をエンドレスに(記録を書き換えながら)記録する。このため、一定時間以前のデータは記録に残らない。 外装は、墜落に伴う衝撃や火災、海没に耐えられるよう高い耐衝撃性・耐熱性・耐水性を備えた密閉容器である。搭載位置は、比較的破損が及びにくいとされる機体尾部が多い。ただし、事故発生時に電源が喪失したために墜落前に記録が停止し、事故原因解明に支障をきたす場合もある(アメリカン航空191便墜落事故、大韓航空機撃墜事件、スイス航空111便墜落事故など)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブラックボックス (航空)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Flight recorder 」があります。 スポンサード リンク
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