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フラウ・ボゥ (Fraw Bow) は、アニメ『機動戦士ガンダム』、『機動戦士Ζガンダム』に登場する架空の人物。『機動戦士Ζガンダム』ではフラウ・コバヤシとして登場している。一年戦争での階級は上等兵(一部には二等兵との記述もある〔『機動戦士ガンダム キャラクター大全集2009』アスキー・メディアワークス〕)。宇宙世紀0064年生まれ〔アムロと同年と設定されながら、『機動戦士Ζガンダム』では22歳と設定されたため、彼との年齢設定に差が生じてしまい、放送当時から指摘されている。〕。 担当声優は鵜飼るみ子。『ガンダムさん』では山口立花子。 名前の由来について、総監督の富野喜幸は本放送期の「アニメージュ」のQ&Aで「ドイツ語でボウ夫人(フラウ)から」と答えているが、ボウフラから〔『BSアニメ夜話VOL.02 機動戦士ガンダム』キネマ旬報社、2006年、p68。アニメーターの北久保弘之とライターの氷川竜介の発言より。〕という説やアメリカの女優・クララ・ボウから〔湯元俊紀『語源ブログ ネットで探るコトバの由来』アメーバブックス、2005年、p212。〕〔お花畑三十郎 「The Secret Garden 第一回 フラウ・ボウにはモデルがいた! ~クララ・ボウ~ 」 フラウボウ.com 〕という説もある。 == 劇中での活躍 == === 機動戦士ガンダム === 第23話を除く全話に登場。スペースコロニーのサイド7で、アムロ・レイのガールフレンドだった。内気で、父親が留守がちのため趣味に没頭し自分の身の回りのことをほとんどしないアムロに食事を差し入れるなど、甲斐甲斐しく彼の世話をしていた。またアムロの隣に住むハヤト・コバヤシとは幼馴染〔漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、アムロと知り合った時期は高校に入ってからでカイ・シデン、ハヤトと共にクラスメイト。カツ、レツ、キッカの3人とも以前から顔見知りで、サイド7で共に水遊びに興じるシーンがある。〕であった。 第1話にて、サイド7へ侵入し偵察していたジーンが最初に発見したのが、車でアムロの家へ向かう彼女の姿である。その後、功を焦ったジーンのザクが強襲攻撃を仕掛けた事により、不安に駆られた近隣住民と共に退避カプセルを出て港へ避難している最中、流れ弾による爆発に巻き込まれて祖父と母を目の前で亡くす。ショックでパニックになる中、アムロに「君は強い女の子じゃないか」と叱咤され戦艦ホワイトベースに避難。艦内では怪我人の治療の手伝いや、孤児となった避難民カツ・ハウィン、レツ・コ・ファン、キッカ・キタモトの面倒を見るようになる。第3話以降は連邦軍のウェーブ用制服を自分でアレンジし首にスカーフをあしらい、連邦軍制服の白いアンダーブラウス(インナースーツ)を着用せずに太ももを露にしてミニスカート風にしたコスチュームを着用(漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、練習生の服という設定)。 その後も相変わらずアムロの世話を焼き続けるが、彼女の想いは一向に届かないばかりか、アムロは補給に来たマチルダ中尉に初恋とも言える淡い思慕を抱くようになり、思わず嫉妬心を露わにする場面も幾度か見られた。アムロが一時的にホワイトベースを脱走した際にはバギーで捜索、ランバ・ラル隊との接触によってアムロがハモンに気を取られたことも女の勘で鋭く察知している。ホワイトベースが激戦を潜り抜ける中、アムロがガンダムのパイロットとして常に戦場に出、そして成長していくことに対して置き去りにされていくような感じを受け、寂しさをつのらせる。第22話で子供たちをお風呂に入れるシーンでは、バストも露になる全裸のシーンも見られるなど、当時このようなファンサービス、お色気シーンがアニメで寛容であったことが窺える。後半の物語では、ホワイトベースの通信士だったセイラ・マスが爆撃戦闘機Gファイター(劇場版ではコア・ブースター)の搭乗員となったため、その代わりにホワイトベースの通信士として活躍する。第26話では喋り方がセイラに似てきたとアムロから指摘されていた。第30話では遂に否応なく軍に編入され、辞令により上等兵となった。 地球連邦軍が宇宙要塞ソロモンを攻略した第35話にて、出撃していたハヤトが被弾して帰還するが、この時に彼の看病を担当したのをきっかけとして、ニュータイプに覚醒し常人をはるかに凌駕したアムロを「あの人は私たちとは違う」と評してアムロへの恋心を抑えようとする姿がみられた。第42話では出撃前のハヤトと睦まじく話し込んでいる姿も見られた。 最終決戦となった第43話にて、アムロのテレパシー誘導を受け(このとき、彼女としてはおそらく初めての「僕の好きなフラウ」というアムロの呼びかけを聞いている)、ホワイトベースの乗組員やチビっ子トリオと共に彼女もア・バオア・クーを脱出、生還している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フラウ・ボゥ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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