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フラットコーテッド・レトリーバー()は、イングランド原産のレトリーバー犬種である。 == 歴史 == 19世紀半ばに、カナダからイギリスに輸入されたセント・ジョンズ・ウォーター・ドッグ(小型のニューファンドランド)等と、イギリスのセター犬種を掛け合わせて作られた〔デズモンド・モリス著、福山英也監修『デズモンド・モリスの犬種事典』誠文堂新光社、2007年、245ページ。〕〔藤田りか子『最新 世界の犬種大図鑑』誠文堂新光社、2015年、352ページ。〕。1859年に初めてドッグショーに登場した〔 藤原尚太郎『日本と世界の愛犬図鑑 最新版』辰巳出版、2013年、61ページ。〕。当初は、セッターから受け継いだ波打つ被毛を持っており、ウェービーコーテッド・レトリーバー(英:Wavy-coated Retriever)と呼ばれた〔〔〔。そもそも当時はレトリーバーをカーリー、ウェービー、スムースの3種に分類していた〔。 ウェービーコーテッド・レトリーバーは、当時人気のあったカーリーコーテッド・レトリーバーよりもさらに大人しく、咥えた獲物に歯形がつかないようにするための技術(ソフト・マウス)をより高度に習得できるところから、高い人気を得た〔。その後、1900年頃にかけて、より平滑で体に沿う被毛や、より身軽さをもとめて品種改良が進められ、フラット・コーテッドと呼ばれるようになった〔〔〔。その過程では、スコッチ・コリーやセターとの交配が行われた〔。 第一次世界大戦頃まで人気があったが、ラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーの登場により人気を奪われ、第二次世界大戦末期までに頭数が激減し、ほとんど絶滅した〔〔ブルース・フォーグル著、福山英也監修『新犬種大図鑑』ペットライフ社、2002年、216ページ。〕。その後、愛好家によって犬種が保存され、頭数を回復して今日に至る〔〔。現在では世界的に人気のある犬種で、多くがペットとして飼育されている。 日本でも一定の人気のある犬種で、毎年多くの国内登録が行われている。2009年度の国内登録頭数順位は136位中37位であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フラットコーテッド・レトリーバー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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