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フランス犯罪小説大賞(Prix du Roman d'Aventures)は、フランスの推理小説の賞。パリのシャンゼリゼ出版社でマスク叢書(fr)の刊行を始めたアルベール・ピガス(Albert Pigasse)により1930年に創設され、基本的に年に1回授与されている。対象となるのはマスク叢書の編集者が企画した作品(翻訳作品を含む)。受賞作は5万部の刊行が保証される。 選考は当初はジョゼフ・ケッセルなど著名な小説家が担当していたが、のちに映画やテレビの関係者も加わるようになった。 また当初はフランス語で書かれた推理小説のみを対象にしていたが、1982年にイギリスのルース・レンデルが受賞したのを皮切りに、翻訳作品の受賞も増えている。なお、ルース・レンデルの受賞以前の1969年に、例外的にフィンランドの推理作家マウリ・サリオラが受賞している。 フランス冒険小説大賞と呼ばれることも多く、2000年刊行の『海外ミステリー事典』でも項目名は「冒険小説大賞」(記事執筆:権田萬治)とされているが、のちに権田萬治自身が、「Roman d'Aventures」は直訳すると冒険小説だが実際には心理サスペンス小説という意味が強いとして、「犯罪小説大賞」に言い換えている〔権田萬治「斬新なミステリー・ロマン」p.358-359より引用:「夏樹静子の長編推理小説『第三の女』は、(中略)フランス犯罪小説大賞を受賞した作品である。(中略)フランスの犯罪小説大賞は、もともとはPrix du Roman d'Aventuresという名称で、Roman d'Aventuresはそのまま訳すと、冒険小説である。そのため、これまではそのまま冒険小説大賞と訳されて来たが、心理サスペンス小説という意味が強いので、わかりやすく犯罪小説大賞とした。」〕。そのため、ここではそれに従った。また、ロマン・アバンチュール大賞と表記されることもある。 == 日本の作品の受賞 == 1989年に、夏樹静子の『第三の女』のフランス語訳版"La Promesse de l'ombre"(暗闇の中の約束)がこの賞を受賞している。このことについて文芸評論家の権田萬治は、桐野夏生が2004年にアメリカ探偵作家クラブ(MWA)主催のエドガー賞 長編賞にノミネートされて大きく報道されたのに比して、夏樹静子がこの賞を受賞したことは余り話題にならなかったが、これは日本の推理小説の海外進出という意味で歴史的な快挙であると述べている。〔権田萬治「斬新なミステリー・ロマン」p.359 参照。〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フランス犯罪小説大賞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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