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フランス山事件(フランスやまじけん)は、1908年(明治41年)に宮崎県大河平村(現・宮崎県えびの市大河平)にて発生した、宮崎県初の労働争議である。 ==概要== ===製材所の設立=== 1877年(明治10年)、西南戦争の最中に宮崎県の大河平村(事件当時は、鹿児島県飯野の大河平地区)にて、薩軍士族による惨殺事件である大河平事件が発生した。被害者の父である大河平氏14代当主の大河平隆芳は、嫡子鷹丸とその妻子を殺害した者達に対する裁判費用、ならびに逮捕されず逃亡した犯人二名の捜索費用に多額の私財を投じたのであるが、この費用捻出のため、フランス人実業家のデニーラリューに対し、所有する大河平地区の領地7,800haのうち樹齢数百年の手付かずの樹木の植わっていた200haの山を10万円(当時の金額)にて売却した。 デニーラリューは1903年(明治36年)頃、この山に東洋製材株式会社の製材所を設立、その飯野支店取締役となったのであるが、以降この山一帯は、フランス山と呼ばれるようになった。 フランス山には、狗留孫峡から流れる狗留孫川(川内川の源流)を利用した水力発電所が設けられ、山から切り出された材木を運ぶ移動式レールや、フランス人用の社宅や耕地が開かれるなどしたことから、その物珍しさからここへ働きにくる日本人が相次いだ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フランス山事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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