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フランス系アメリカ人(フランスけいアメリカじん、、)は、フランス人の祖先を持つ、またはフランス出身のアメリカ合衆国の国民である。フランス民族の祖先がいれば純血、混血は問われない。ヨーロッパ系アメリカ人の一部である。 現在、約1180万人のフランス系アメリカ人がおり、そのうち約160万人は家庭でもフランス語を使用している。2000年の国勢調査によると加えて45万人がフランス語を元としたクレオール言語を使用する。 フランス系アメリカ人は人口比において決して少数派ではないが、他の民族(ドイツ系やイタリア系)と比べると存在気配がやや薄く、「フランス系アメリカ人」というアイデンティティがあまり明るみに出ていない。理由として彼らはユグノー系の開拓者とほぼ融合していた事に加え、ケベックワー、フランス系カナダ人、アカディアン、ケイジャン、クレオールといったように自らのアイデンティティを新大陸で確立したからと言われている。多くのフランス系アメリカ人は17世紀にヌーベルフランスとして現在のカナダ・ケベック州を開拓した入植者の子孫であり、多くがニューイングランド地方に住む。彼らは現在のニューブランズウィックに住むアカディアンの子孫である。 ==歴史== フランス系アメリカ人はアメリカ全土に分布しているが、その多くは北部ニューヨーク州、ルイジアナ州とニューイングランド地方に集中している。特にルイジアナ州のアケイディアナでは15%が家庭でフランス語を使用しており、フランス語は英語、スペイン語、中国語に次ぎアメリカで使用される大きな言語となっている。1803年にナポレオン・ボナパルトによって現在の15州にまたがるフレンチ・ルイジアナが売られてからフランス系入植者は南部も含めて全土へ散らばった。 フランス系の人々の多くは自らのアイデンティティをフレンチカナディアンやケイジャン、クレオールととらえ、彼らの北米での本格的活動は1840年代から1930年代にかけてのケベックからの離散によって始まった。この時、約100万人のフランス系カナダ人がニューイングランドを始めミネソタ州、ウィスコンシン州、ミシガン州(全て五大湖沿岸の州)などに移り住んだ。当時のフランス系カナダ人の出生率は世界的に見て非常に高く、よって本国フランスからの移民が少なかったのにも関わらず彼らの人口は大きかった。またアメリカだけでなくオンタリオ州やマニトバ州などカナダ内でも散らばりを見せた。男性の労働者の多くは両国にて最初は材木業に携わり、他の者は五大湖周辺で活性化した鉱山業に従事した。 旧フランス領のサン=ドマングからもアメリカへ移民が流入した。1804年に同地が悲惨な独立戦争を経てハイチ共和国として独立、その流れを受けて多くの白人と少数のムラートたちはルイジアナ州へと移民してきた。彼らはクレオールとしてアメリカに融合することとなった。 ルイジアナのケイジャンたちは変わったヘリテージを持っており、現在のニューブランズウィック州、ノバスコシア州、プリンスエドワードアイランド州にあたるアカディアに17世紀後半から18世紀初頭にかけて入植した彼らの祖先は、1755年にBeauséjour港でイングランド軍に捕らえられイングランド王に忠誠を誓うか退去をするか迫られた。多くの者はイングランドへの忠誠を拒否したため、一切の財を持たずに13植民地へと送られアカディアンの追放が起きた。この追放から一世代を経て約4千人のフランス系はルイジアナへ向け移動、新たな生活を築いた。ルイジアナ州アケイディアナには今でもフランス植民地時代の文化が残っている。ちなみに『ケイジャン』とは『アカディアン(アケイディアン)』が訛って出来た言葉である。 大半のフランス系アメリカ人はフランス革命以前に北米へと渡ってきた為、彼らのアイデンティティを象徴するマークは現在のトリコロール・フランス国旗ではなく君主制時代のフルール・ド・リスである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フランス系アメリカ人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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