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フランチェスコ・カラッチョロ級戦艦 (伊:Navi da battaglia Classe Francesco Caracciolo) はイタリア海軍初の超弩級戦艦の艦級である。第一次世界大戦の勃発により全て建造停止となった。 == 概要 == 弩級戦艦「カイオ・ドゥイリオ級」の建造中に仮想敵国であるオーストリア=ハンガリー帝国海軍が計画していた「モナーク代艦」は35cm砲を搭載する超弩級戦艦であった。これに対し、弩級戦艦しかなかったイタリア海軍は超弩級戦艦の整備を計画し、イギリスに協力を仰いだ。この時期のイギリス海軍では38.1cm砲を搭載して速力25ノットを出す戦艦「クイーン・エリザベス級」を起工しており、イギリスは38.1cm砲を提供する事が出来た。これにより、本級は38.1cm砲を搭載する高速戦艦としてフェランディ造船少将の推進に設計された。計画速力は28ノットを目標としており、船体の縦横比率は従来艦の5.8~6.0に比べ6.8と高速を出しやすい形状となっていた。本級は4隻の建造が承認され、1914年に起工したが、第一次世界大戦の勃発に伴う資材不足により全艦建造停止となった。1番艦のみ工事の進んだ船体を航空母艦として建造する案もあったがドックを空けるために1920年5月12日に進水式を行った。その後は民間業者に売却されて客船として建造する予定であったが、資金難のために計画中止されて解体処分された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フランチェスコ・カラッチョロ級戦艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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