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フリーダ・カーロ : ミニ英和和英辞書
フリーダ・カーロ[かー]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car

フリーダ・カーロ : ウィキペディア日本語版
フリーダ・カーロ[かー]

マグダレーナ・カルメン・フリーダ・カーロ・イ・カルデロン(Magdalena Carmen Frida Kahlo y Calderón、1907年7月6日 - 1954年7月13日)は、メキシコの画家。インディヘニスモの代表的美術作家。
メキシコの現代絵画を代表する画家であり、民族芸術の第一人者としても数えられる。

==経歴==

===幼年期===
フリーダは1907年7月6日、メキシコシティの近郊にあるコヨアカンで父ギリェルモ・カーロと母マティルデ・カルデロン=イ=ゴンサレスの三女として生まれた。
1904年に両親が建てたフリーダの生家である「青い家」は現在はとして公開されている。
ドイツ、バーデン=バーデンで生まれたハンガリー系ユダヤ人であった職業写真家の父親は1891年にメキシコへ渡航し、1921年のメキシコ独立百年祭の記念に出版された写真目録の製作に携わり、メキシコで最初の公式写真家としてその地位を確立している。
しかし、メキシコ革命の勃発により安定した生活は終わりを告げ、フリーダはこの頃の状況について後年「私の家ではとても困難なもとで暮らしを立てた」と回顧している。
出産の影響で母親が衰弱していたため、幼年期は乳母によって育てられ、母親の愛情とは疎遠であったことが日記や対談などから伺える。
6歳になった頃に急性灰白髄炎にかかり、およそ9ヶ月にわたって寝たきりの生活を送った。
この影響で右腿から踝にかけて成長が止まって痩せ細り、これを隠すためにズボンやメキシコ民族衣装のロングスカートなどを好んで着用していた。
父親は脚がもとに戻るようにあらゆるスポーツをフリーダに習わせたが、脚が元に戻ることはなかった。
リハビリを兼ねて父親はフリーダを良くハイキングに連れて行っており、そこで自身の趣味であった水彩画や職業としていたカメラの手ほどきをフリーダにしていた。
こうした経験は、画家となった後年のフリーダに大きな影響を与えることとなった。
1951年に制作された『父の肖像』の下縁に書かれた献辞には「''私は父ギリェルモ・カーロを描くものなり。父はハンガリー・ドイツ系の出にして、芸術家であり、職業写真家である。こころひろく、知的で、そのひととなり貴く、勇敢にして、60年の長きにわたっててんかんに悩めるも、休みなく働き、ヒットラーにはむかった。敬愛する娘フリーダ・カーロ''」とあり、若き日の父親への感謝の念を贈っている。
1922年、ドイツ人上級実業学校を卒業すると、ソカロにあるメキシコの最高教育機関とされるへ進学した。
女性として国立予科高等学校に入学したのはフリーダを含めてこの年に入学した35人が初めてであった。
フリーダはカチュチャスと呼ばれるグループに入り、国民社会主義的考えに傾倒し、文学に熱中した。
メンバーには後年様々な分野で活躍した人物も含まれており、作家オクタヴィオ・ブスタマンテ、、作曲家アンヘル・サラス、ジャーナリストアレハンドロ・ゴメス=アリアスなどがいる。
フリーダは1925年頃まで父親の友人であった広告デザイナーフェルナンド・フェルナンデスにスケッチを習っており、いくつかの習作が残されている。
こうした経験から絵画に対する関心が高まったフリーダは、次第に画家への道を目指すようになった。
また、フリーダは活動を通じてカチュチャスのリーダーであったアレハンドロと恋仲になり、将来について互いに語り合うようになっていた。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フリーダ・カーロ」の詳細全文を読む




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