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フリードバーグ・ナンバリング : ミニ英和和英辞書
フリードバーグ・ナンバリング[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

フリードバーグ・ナンバリング : ウィキペディア日本語版
フリードバーグ・ナンバリング[ちょうおん]
フリードバーグ・ナンバリング()は帰納的関数帰納的可算集合の単射なナンバリング(枚挙)をいう。
このようなナンバリングの存在は1958年にリチャード・フリードバーグによって0'-優先法を用いて示された(Friedberg, 1958)。マルティン・クンマーは優先法を用いない構成法を与えた(Kummer, 1990)。
==性質==

Padding lemma により アクセプタブル・ナンバリング単射ではない。もっといえば任意の帰納的関数は可算無限個の指標を持つ。したがってフリードバーグ・ナンバリングはアクセプタブルでない。
Smn定理の成立するナンバリングはアクセプタブルである。したがってフリードバーグ・ナンバリングに対してはSmn定理が成立しない。クリーネの再帰定理も同様。このことを見るためにフリードバーグ・ナンバリング \varphi に対して再帰定理が成立すると仮定しよう。そこで f(x)=x+1 なる全域帰納的関数を考える。すると再帰定理より \varphi_e = \varphi_ なる自然数 e が存在するはずである。ところが対応 i \mapsto \varphi_i は単射であるから e = f(e) でなければならない。すなわち e = e + 1 が成り立つ。これは不合理。
アクセプタブル・ナンバリングに対してはライスの定理が成立する。例えば2つの自然数が同じ関数の指標であるかは決定不能である。ところがフリードバーグ・ナンバリングは単射なので、2つの自然数が同じ関数の指標であるかは決定可能である。したがってフリードバーグ・ナンバリングに対してはライスの定理が成立しない。
ナンバリング(の同値類)の全体は還元可能性によって上半束の構造を持つ。これをロジャース半束()という。いま \varphi をフリードバーグ・ナンバリングとする。また \psi\varphi に還元可能なナンバリング、f をその還元関数とする。すなわち \psi_ = \varphi_ である。そこで g(i) = \mu j.(f(j) = i) なる帰納的関数を考える。 \varphi は全単射であること、また \psi は全射であることより、f は全射でなければならない。ゆえに g は全域的である。 \psi_ = \varphi_ = \varphi_ であるから、 \varphi\psi に還元可能である。 したがって \varphi は還元可能性に関して極小である。
標準的なナンバリングからフリードバーグの方法で得られるフリードバーグ・ナンバリングのほかに、還元可能性の意味で同値でない別のナンバリングが存在する(Pour-El, 1964)。したがってロジャース半束は束ではない。というのも、このことと上の結果とを考え合わせると、比較不能な2つの極小元が存在することになり、それらの交わり(下限)は存在しないからである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フリードバーグ・ナンバリング」の詳細全文を読む




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