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フルカウルミニ四駆(フルカウルミニよんく)は、タミヤの動力付き自動車模型、ミニ四駆シリーズの一種。1994年から発売された。 == 概要 == それまでのミニ四駆はフォーミュラカーの様にタイヤが露出していたが、フルカウルミニ四駆はその名の通りタイヤがボディに覆われている物が大半である。ネオトライダガーZMCのようにタイヤが一部露出しているものもあるが、書籍によっては「カウルの小型化」と表現されており、カウルが無いわけではない。このカウルはタミヤの改造作、アバンテ・ブラザーズの五男アバンテ・エアロが初出と推測される。このボディ形状は空気抵抗を軽減する効果があるとされているが、ミニ四駆ほどの大きさでは空気抵抗の影響を受け難いので無意味であるという指摘もある。 こしたてつひろの漫画『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』に登場、マシンのデザインもこしたが担当した。この作品で人気を得、第2次ミニ四駆ブームを巻き起こした。『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』もテレビアニメ化、ゲーム化、劇場アニメ化され、それに伴いフルカウルミニ四駆も爆発的にヒットした。その後漫画、アニメで登場するメインは新シリーズエアロミニ四駆に変わり、漫画、アニメの終了にともない、ブームは終焉を迎えた。 ミニ四駆歴代マシン売り上げの2位~5位は、ビクトリーマグナム、ネオトライダガーZMC、サイクロンマグナム、ビークスパイダーと、このシリーズのマシンが占めている〔小学館発行『ミニ四駆ヒストリカルガイド』による。なお、売り上げ1位はレーサーミニ四駆のアバンテJr.。Anniversary ミニ四駆ヒストリカルガイド」発売 アキバBlog〕事でも分かるように、レーサーミニ四駆に匹敵する程の長寿シリーズとなっており、ブーム終了後も大半の車種は生産され続け、現在でも一部車種を除いて購入が可能である。 近年ではスーパー1/スーパーTZシャーシで発売された初期~中期のマシンがリメイクされ、「○○(マシン名)プレミアム」という商品名で発売されている。剛性と拡張性を強化した新設計の「スーパーIIシャーシ」や「ARシャーシ」を搭載しているほか、原作コミックに合わせたシールのデザイン変更とホイルシール化が行われている。「プレミアム」シリーズではレーサーミニ四駆やスーパーミニ四駆シリーズにも展開されている。また、モーターが標準装備されるようになった。 これらの車両は実車が存在しない架空の物だが、箱には他シリーズに合わせたのか「32分の1スケール」の表記があった。ただし、製品はかなり大きく、24分の1スケールの車両に近い。 ガンブラスターXTOには劇場版のプロモーションのために本物の車両を改造したものが実在し、こしたが乗った感想を単行本にてコメントしていた。また、映画「ミニ四ファイター超速プロジェクト スイッチ・オン」のエンディングは同車の鈴鹿サーキットでの走行シーンとなっている。現在はタミヤ本社にて展示されている。 基本的にはアニメで言うところの国内編及びWGP編の登場マシンがフルカウルであり、MAX編はエアロミニ四駆となるが、2車種だけ例外がある。ファイヤースティンガーは、ボディがレイスティンガーベース、シャーシがスーパーTZのためフルカウルとなっている。ディオマース・ネロに至っては、前輪のカウルが無く、MAX登場車種である上にシャーシも基本的にエアロ/マイティに採用されるVSシャーシであるにもかかわらずフルカウルの扱いである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フルカウルミニ四駆」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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