|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。
フルサイズ()とは、自動車の大きさの概念。大きさは時代により変化している。日本語では特にアメリカ製の大型乗用車やバンを指し、本項で記述する。 2000年代に入り、Full-size carはLarge carと言い換えられる場合が増えている〔Consumer Guide , Car and Driver , Hertzなど〕。 == 生い立ち == 第二次世界大戦後のアメリカ合衆国国民の消費は極めて旺盛であり、工業生産全般において供給と需要が拡大した。自動車の分野でもこうした傾向が見られ年々ボディサイズが大型化し、1950年代から1970年代の前半にかけて、全長5.5m、ホイールベース3mを超えるような乗用車も次々と出現した。1960年代に各メーカー(ブランド)がひとまわり小さいミッドサイズの販売を開始して以来、次第に最大サイズの車種は相対的に「フルサイズ」と呼ばれるようになった。この時代のフルサイズカーは、5リッターを超える大排気量のエンジンを収めても空間に余裕があるほどの長大なエンジンフード、機能的に必要のないほど肥大化したテールフィンなど芸術的な造形が見られたことが特徴である。 オイルショック以前のアメリカは、ガソリン価格が非常に安価であったこと、欧州のような狭い石畳の町並みなどが敬遠されて大衆が郊外を志向したため、大排気量かつワイドボディは、アメリカ社会に適合する形態であった。このため、高級車ばかりではなく、ティーンエイジャーが乗り回す大衆車でもフルサイズ化が進んだ。 対照的に当時の欧州では、戦災復興の遅れや国土の狭さなどが手伝い、アメリカのように野放図にボディサイズが肥大化することなく、小型車を中心に発展を続けた。また、自動車産業の揺籃期にあった日本でも、その道路事情の悪さから欧州車以上に小型車の開発が進み、品質も急激に向上させつつあった。 ソビエト連邦や中華人民共和国などの共産圏では、共産党幹部用の大型車がごく少数生産されたのみであり、アメリカのようにさまざまな車種が生産されることはなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フルサイズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|