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フルダラビン
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フルダラビン
フルダラビン又はフルダラビンリン酸エステル(Fludarabine、商品名:フルダラ)は、プリン系抗悪性腫瘍剤であり、血液腫瘍(白血病、リンパ腫等)の治療に用いられる。DNA合成経路を阻害する事でDNA複製を妨げ、細胞死を誘導する。 ==効能・効果== 日本で承認されている効能・効果は、再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫又はマントル細胞リンパ腫、並びに貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病である。慢性リンパ性白血病への適応については、未治療例についてはRai分類:ハイリスク群、又はBinet分類:B期又はC期のもの、既治療例についてはアルキル化剤を含む治療に抵抗性又は進行性のものと限定されている。 フルダラビンは慢性リンパ性白血病への奏効率が高く、クロラムブシル等のアルキル化剤単剤より有効である〔Rai KR et al. Fludarabine compared with chlorambucil as primary therapy for chronic lymphocytic leukemia. N Engl J Med 2000;343:1750-7. PMID 11114313〕。 フルダラビンは低悪性度非ホジキンリンパ腫の治療でシクロホスファミド、、デキサメタゾン、リツキシマブ等の様々な抗悪性腫瘍薬と併用される。海外ではFLAG療法(Fludarabine、Ara-C、G-CSF)の一部として急性骨髄性白血病の治療に用いられる。日本では、FLAGにミトキサントロンを加えたFLAGM療法が検討された事が有る。免疫抑制作用の為、フルダラビンは骨髄移植時の前処置に用いられることが有る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フルダラビン」の詳細全文を読む
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