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furfural =========================== ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
フルフラール(furfural)は芳香族アルデヒドの一種で、右図のような構造を持つ有機化合物。示性式は (C4H3O)CHO、IUPAC命名法では 2-フランカルボキシアルデヒド (2-furancarboxaldehyde) などと表される。2位がアルデヒド基一つで置換されたフランに相当する。純粋なものは無色油状の液体で、アーモンドに似た香気を持つが、空気に触れると急激に黄色く変色する。 トウモロコシの穂軸、燕麦などの籾殻、サトウキビの絞りかす、ふすまなどの農産物の副産物やおがくずなどを原料にして製造される。英語名はラテン語でふすまを意味する ''furfur'' を語源としている。 == 歴史 == フルフラールは1832年にドイツの化学者ヨハン・オルフガング・デーベライナー(Johann Döbereiner)によって、ギ酸の副産物として初めて分離された。1901年にはドイツの化学者カール・ハリエス(Carl Harries)によって分子構造が明らかにされた。 香水添加用を除いて使われる事はまれであったが、1922年にオートミールメーカーであるクエーカーオーツ社が燕麦の籾殻を原料にして大量生産を始め応用されるようになった。今日でも、各種農産物、木工品の副産物として製造が続いている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フルフラール」の詳細全文を読む
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