翻訳と辞書
Words near each other
・ フレデリック・フェネル
・ フレデリック・フォレスト
・ フレデリック・フォーサイス
・ フレデリック・フヘレン
・ フレデリック・フランソワ
・ フレデリック・フランソワ=マルサル
・ フレデリック・フランソン
・ フレデリック・フリーリングハイゼン
・ フレデリック・フロスト・ブラックマン
・ フレデリック・フーヘレン
フレデリック・ブラウン
・ フレデリック・ブラケット
・ フレデリック・ブラックマン
・ フレデリック・ブルックス
・ フレデリック・ブルックス・ジュイア
・ フレデリック・ブロザートン・マイヤー
・ フレデリック・ブースビー
・ フレデリック・ヘットマン
・ フレデリック・ヘンドリック
・ フレデリック・ヘンドリック (オラニエ公)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

フレデリック・ブラウン : ミニ英和和英辞書
フレデリック・ブラウン
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


フレデリック・ブラウン ( リダイレクト:フレドリック・ブラウン ) : ウィキペディア日本語版
フレドリック・ブラウン

フレドリック・ウィリアム・ブラウンFredric William Brown1906年10月29日 - 1972年3月11日)は、アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ生まれの小説家SF作家推理作家。フレデリック・ブラウンとも呼ばれるが、本人は好まなかったらしい〔ロバート・ブロック談 --『フレドリック・ブラウン傑作集』より〕。
ユーモアあふれるショートショート作品で知られており、巧妙なプロットと驚くような結末が特徴である。ユーモアやポストモダン的作風は長編にも現れている。
== 作品 ==
SF長編は5作のみと寡作家だが、SF黄金時代を代表する創作者の一人に数えられている。短編(ショートショート)作品において高名であり、ロバート・シェクリイと並び称される。「ミミズ天使」、「狂った星座」、「星ねずみ」、「闘技場」など多数の作品がある。短編はユーモラスなものが多い。
SF長編では『発狂した宇宙』と『火星人ゴーホーム』が有名。この二作は短編同様にユーモア要素が強いが、それ以外の長編は『天の光はすべて星』を初めとして寧ろシリアスである。
SF長編の『発狂した宇宙』(1949) は当時のスペース・オペラによく見られる設定のパロディである。この小説はSFというジャンルへの批評であると同時に優れたSFの一例にもなっている。フィリップ・K・ディックは後にこれをモデルとして、独自の現実と虚構が交錯する小説『虚空の眼』を生み出した。『火星人ゴーホーム』(1955) は、突然世界中に数十億人の不死身の火星人が現れ、世界征服するでもなく人間の弱さを笑いものにし皮肉るという話である。
『天の光はすべて星』(1952) は、宇宙開発計画が議会によって予算削減された状況でなんとか宇宙開発を元の「軌道」に戻そうと奮闘する老宇宙飛行士の話である。
最も有名な短編として、地球人の一兵士とエイリアンの一兵士が、神を思わせる超絶的な力を持つ存在の手によって、種族の命運を賭けた一対一の決闘を強要される「闘技場」(『スポンサーから一言』に収録)がある。これは『宇宙大作戦』のエピソード「怪獣ゴーンとの対決」の原案になっている。また、『アウター・リミッツ 』の 「宇宙の決闘」、『スペース1999』の「植物惑星ルートンの恐怖」、藤子・F・不二雄の『ひとりぼっちの宇宙戦争』といったエピソードもこの作品が基になっている。
ミステリーの処女長編『シカゴ・ブルース』はMWA最優秀処女長編賞を受賞した。この作品から始まった《エド・ハンター》シリーズは、ある若者が探偵として成長していく様を描いている。『不思議な国の殺人』は田舎の新聞記者が経験する奇妙で大変な1日をユーモラスに描いたものである。
ブラウンのSFや推理小説は、最終的にはまともな説明がつくが、その前に超自然的またはオカルト的な脅威が登場することがある、というより、主人公が不条理な超自然的またはオカルト的な脅威に翻弄されている最中の心理描写と悪戦苦闘ぶりこそがブラウン作品の本領であり、合理的結末は単なる付け足しでしかない。
他の評価の高い推理小説として、1958年にアニタ・エクバーグ主演で映画化された『通り魔』、コーネル・ウールリッチを思わせるタッチのサスペンス小説『遠い悲鳴』、実験的に複数人物の一人称視点を導入してアリゾナ州におけるアングロサクソンとラテンの人種的確執まで描いた『やさしい死神』などがある。
『手斧が首を切りにきた』も実験的作品で、ラジオの台本、脚本、スポーツ実況、テレビドラマ、演劇、新聞記事などを織り交ぜて物語を構成している。
また、ブラウンはサタンとその地獄での活動を描いた短編をいくつか書いている。
彼のSF短編の多くは1000語以内であり、500語以内ということも珍しくない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フレドリック・ブラウン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fredric Brown 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.