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フレーム素材(フレームそざい)では、自転車のフレームに使われる素材を記す。フレームの形状についてはフレーム (自転車)を参照。 自転車のフレームに適切な素材はスチール、アルミニウム合金、チタン、マグネシウムなどの金属系素材からCFRPなどの繊維強化合成樹脂系素材、そして処理が適切ならば木材から竹などの天然素材に至るまで範囲が広い。 == 素材の種類 == === スチール(鋼) === 鉄を主成分とした合金が用いられる。 ; クロムモリブデン鋼 : 鉄にクロムとモリブデンが添加されたもの。自転車フレームの代表的な素材で、「クロモリ」の略称でも知られる。SAE4130材が有名。 ; ニッケルクロムモリブデン鋼 : 鉄にニッケル、クロム、モリブデンが添加された三元合金。 : 溶接部分の軟化が抑えられ、引っ張り強度も高い。SAE8630材が有名。 ; マンガンモリブデン鋼 : 鉄にマンガンとモリブデンが添加されたもの。クロムモリブデン鋼に近い特性をもつ。 ; ハイテンション鋼(高張力鋼、ハイテン) : 一般鋼材より強度を上げた素材の総称。引張強度以外の規定はなく、自転車フレームでは粗悪品も少なくない。低価格な実用車に多く使われる。 スチールは自転車のフレームとしては長い歴史を持つ素材で、実用車を始めロードバイク、マウンテンバイク、シクロクロス、BMX など、ほぼ全ての種類の自転車に用いられる。重量の点を除けば、強度や振動吸収性など、自転車フレームとしては最も理想的な素材の一つである。特に実用車など強度や耐久性が重視される車両においては、様々な素材が出てきた現在においても、最もポピュラーな存在であり続けている。ただし、競技用フレームとしての地位は軽量なカーボンフレームに完全に奪われ、レギュレーションで特に素材の規定がある競技(日本の競輪など)を除き使用される事はほとんどなくなった。 ; 長所 : 価格が低い。製造設備が簡単で済む。保守や整備に高度な専門知識を必要としない。振動吸収性に長けている。耐久性がある(プロ競技など特殊な環境を除き、通常の使用なら数十年乗り続けられるとも言われている)。大きな損傷以外は修理できる。 ; 短所 : 鉄の宿命として、錆びる(ただし海岸や雨ざらしで放置しない限り、強度に影響しない表面だけである)。重量が大きい。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フレーム素材 (自転車)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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