|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
フロージ〔『エッダ 古代北欧歌謡集』213-215頁、『ヘイムスクリングラ - 北欧王朝史 - (一)』53頁等にみられる表記。〕(。古ノルド語のから。もしくは 古英語の)は、数多くの、伝説的なデンマークの王の名である。 彼の名前は、『ベーオウルフ』、スノッリ・ストゥルルソンの『散文のエッダ』および『ユングリング家のサガ』、サクソ・グラマティクスの『デンマーク人の事績』、そして『古エッダ』の詩『グロッティの歌』などのさまざまなテキストの中にみられる。 日本語表記ではフロジ〔「アドルフ・ノレーン編フヴィンのショーゾールヴル作『ユングリンガ・タル、あるいはイングリング列王詩』(前編)」( 伊藤盡、『杏林大学外国語学部紀要』第17号)202頁にみられる表記。〕、フロディ〔『北欧の神話 神々と巨人のたたかい』(山室静、筑摩書房、1982年)111-113頁にみられる表記。〕、フロデ〔『北欧神話と伝説』(グレンベック、山室静訳、新潮社)202-204頁にみられる表記。〕などがみられる。 == フリズレイヴの子として == 『グロッティの歌』に登場するフロージは、フリズレイヴ(Fridleif)〔スキョルド(Skjöld)の息子。〕の息子であると言われている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』213頁。〕。『ユングリング家のサガ』第11章によれば、彼が所有する蜜酒の樽の中に、親しくしていたスウェーデンのフィヨルニル王が転落し、溺死している〔『ヘイムスクリングラ - 北欧王朝史 - (一)』53頁。〕。スノッリ・ストゥルルソンは『散文のエッダ』第二部『詩語法』においてこのフロージが皇帝アウグストゥスと同時代の人でありキリストがこの頃誕生したと記した上で、フロージの支配のもとでの平和(フロージの平和)について解説している。アイスランド語のこの文献は、このフロージを非常に早い時期のデンマークの王だとしているが、『デンマーク人の事績』(5巻目)においてサクソは、フロージをその統治者の血統の中では遅い時期の人だ説明している。しかしサクソも、アウグストゥスと年代的には同時期であることを考慮し、キリスト誕生にも言及している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フロージ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|