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フワランポーン駅(フワランポーンえき、สถานีรถไฟกรุงเทพ, Hua Lamphong Station)は、タイの首都バンコク都パトゥムワン区にあるタイ国有鉄道の駅であり、タイ国有鉄道の主要幹線4路線の起点駅として位置づけられている。また、バンコク・メトロ(地下鉄)の駅でもある。 名称の日本語表記には揺れがあり、日本で刊行されている文献や旅行ガイドブックによってはフアラムポーン駅あるいはホアランポーン駅と表記されている場合もある。厳密には、この名称は主にバンコク近傍で用いられる俗称であり、タイ国鉄での正式な呼称はクルンテープ駅である。〔『魅惑のタイ鉄道』(杉本聖一著、玉川新聞社、2000年) p.9〕しかしタイ国政府観光庁による刊行物をはじめとして、諸外国で刊行される書籍においてはフワランポーン駅と表記される例の方が圧倒的に多いため、外国人の間ではクルンテープ駅という呼称はあまり一般的ではない。ただし、逆にタイの地方に行くと、一般人に対してフワランポーン駅と言っても通じないこともあるなど、呼称については煩わしい。その他、「バンコク駅」や「バンコク中央駅」という名称が用いられる場合も、通常は当駅を指す。因みにタイ国鉄が頒布している時刻表や乗車券等における表記はタイ語では「 กรุงเทพฯ (クルンテープ)」、英語による副表記は「Bangkok」で統一されている。 ==歴史== 1897年3月26日に、タイ国有鉄道初の鉄道路線の開通に伴い、現在の位置よりやや北側(現在のタイ国鉄本社付近)に設置され、開業。その後、1910年から1916年6月25日まで6年間にわたる移転・拡張工事を経て現在の駅が開設された。移転・拡張以前、現在の場所にはタイ国有鉄道の工場(メンテナンスセンター)があったが、1910年6月にマッカサンに移動した。第二次世界大戦中、連合国は駅を爆破しようと爆弾を投下したが、駅ではなく、近くのホテルが被弾した。 開業当時は貨物取扱の機能も有していたが、1910年2月15日に機能の一部をチャオプラヤー川東岸に設けられたメーナーム駅に移し、残りの機能についても1960年12月にバーンスー駅へ移転した〔『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』(柿崎一郎著、京都大学学術出版会、2010年) p.69,p.226〕。以後は専ら旅客ターミナルとして機能している。 2004年7月3日には、バンコク・メトロの駅が開業した。バンコク・メトロでは正式にフワランポーン駅の呼称を採用している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フワランポーン駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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