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フンババ フンババ(アッカド語:Humbaba、シュメール語:Huwawa フワワ)は、メソポタミア神話の『ギルガメシュ叙事詩』に登場する怪物である。太陽神ウトゥにより育てられた巨人 (伝説の生物)で〔"Utu, I never knew a mother who bore me, nor a father who brought me up! I was born in the mountains—you brought me up!" (Gilgamesh and Huwawa, version A ), or "The mother who bore me was in a cave in the mountains. The father who engendered me was a cave in the hills. Utu left me to live all alone in the mountains!" (Gilgamesh and Huwawa, version B )〕、「恐怖」とあだ名される。フンババはエンリルによって神々の住まうレバノン杉の森の番人を任されていた。すなわち「エンリルはフンババに人間たちにとっての恐怖としての役割を与えた」。 ==風貌== フンババの顔はライオンである。その他以下のように描写されている。「彼が誰かに目を向けたとき、それは死を意味する」〔Gilgamesh and Huwawa, version A〕、「フンババの咆哮は洪水であり、彼の口は死を意味し、吐息はまさに火炎である! 何者かが森に踏み入ったとすれば、彼は100リーグ離れた場所からどんな森のざわめきも聞き分ける!〔''Epic of Gilgamesh'', Tablet II.〕」。残っている彫像の多くでは、彼の顔はちょうど動物の腸のように一本の管をぐにゃぐにゃと丸めたような形で表現され、見るものに不吉な印象を与える〔Stephanie Dalley, ''Myths From Mesopotamia'', (Oxford University Press) 1989; S. Smith, "The face of Huwawa," ''Journal of the Royal Asiatic Society'' 26 (1926:440–42).〕 。 ゲオルク・ブルクハルト(Georg Burckhardt)の訳ではギルガメッシュはフンババを「ライオンの前足をもち、体はとげのようなうろこで覆われ、後ろ足にはハゲタカの爪を持ち、頭には野牛の角が生えている。さらには尾と男根の先端が蛇になっている」と描写している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フンババ」の詳細全文を読む
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