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フーズ・ネクスト(''Who's Next'')は、1971年に発表されたイギリスのロックバンド、ザ・フーの5作目にあたるオリジナルアルバム。全英1位〔WHO | Artist | Official Charts 〕・全米4位〔The Who | Awards | AllMusic 〕を記録。『これが最高!(Critic's Choice Top 200 Albums)』(1979年 クイックフォックス社)英米編では19位、ローリングストーン誌の大規模なアンケートによる『オールタイム・ベストアルバム500』では28位にランクイン〔500 Greatest Albums of All Time: The Who, 'Who's Next' | Rolling Stone 〕。 ==概要== オリジナルアルバムとしては1969年の『トミー』以来2年ぶり。バンドにとって初のチャート1位獲得作品であり、『トミー』と本作の成功により、ザ・フーの人気は決定的なものとなった。 本作は前年1970年に発表したザ・フー初のライブアルバム『ライヴ・アット・リーズ』で聴かせたバンドのヘヴィなサウンドをスタジオで再現させ、ハード・ロックの一つの極地に達したとして高い評価を得た〔 レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)74頁。〕。さらに、本作では初めてシンセサイザーやシーケンサーを導入し、プログレッシブなサウンドを取り入れた。「ババ・オライリィ」や「無法の世界」といった楽曲ではその成果がよく表れている。一方で「ラヴ・エイント・フォー・キーピング」や「ゴーイング・モービル」のような1971年当時流行していたサザン・ロックの香りのする楽曲も取り入れ、色彩豊かな内容となっている〔 レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)101頁。〕。 録音は1971年4月からバークシャー州ニューベリーにあるミック・ジャガー所有の別荘、スターグローヴスで〔、その後ロンドンのオリンピック・スタジオに移動し、6月まで行われた〔。共同プロデューサーとしてレコーディング・エンジニアのグリン・ジョンズの名がクレジットされている。本作でピート・タウンゼントは、ジョー・ウォルシュとマウンテンのレズリー・ウェストからプレゼントされたグレッチの6120とギブソン・レスポール・ジュニアをメインに使用している〔。本作からは「無法の世界」、「ビハインド・ブルー・アイズ」(アメリカのみ)がシングルカットされ、「無法の世界」は全英9位にまで上った〔WHO | Artist | Official Charts 〕。また、「ババ・オライリィ」がオランダなど欧洲数カ国でシングルカットされている。 アルバム・ジャケットでは、Easington Collieryの捨石集積場に聳え立つコンクリート壁にメンバー4人が小便をかけ、ズボンのファスナーを上げているところが写されている。当初は股を広げた巨漢の女性の性器をメンバーの笑顔で隠すというもっと下品な案があったという。なおジャケット写真の空模様は、没案になった写真を使用して合成したものである〔『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、232頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フーズ・ネクスト」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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