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ブエノスアイレス
ブエノスアイレス(Buenos Aires)は、人口289万人(2010年)を擁するアルゼンチンの首都である。 どの州にも属しておらずブエノスアイレス自治市()とも呼ばれる(なお、1880年の首都令以来、ブエノスアイレス州の州都はラ・プラタ市である)。意味はスペイン語で「buenos(良い)aires(空気、風)」の意。船乗りの望む「順風」が街の名前になったものである.ラ・プラタ川(''Río de la Plata'' スペイン語で「銀の川」の意)に面しており、対岸はウルグアイのコロニア・デル・サクラメント。大ブエノスアイレス都市圏の都市圏人口は1,312万人であり、世界第20位である〔Demographia: World Urban Areas & Population Projections 〕。建国以来アルゼンチンの政治、経済、文化の中心である。2014年、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングにおいて、世界第20位の都市と評価されており〔2014 Global Cities Index and Emerging Cities Outlook (2014年4月公表)〕、南米の都市では第1位であった。アルゼンチンの縮図ともなっている一方で、内陸部との差異が大きすぎるため、しばしば「国内共和国」と呼ばれる。市民はポルテーニョ(porteño,女性はポルテーニャporteña; 港の人、港っ子の意)と呼ばれる。 == 概要 == 「南米のパリ」の名で親しまれ〔''Argentina: A Short History'' by Colin M. Lewis, Oneworld Publications, Oxford, 2002. ISBN 1-85168-300-3〕〔'Paris of the South' by Kenneth Bagnell, Canoe travel, 7 March 2005.〕、南米の中で美しい町の1つとして数えられる。 独立当時は「偉大な田舎」と呼ばれる人口5万人程の小さな町だったが、サルミエント(Sarmiento)政権による欧州化、文明化政策の実施以降数多くの移民がイタリア・スペインなどから渡来し、中南米の中でも最も欧州的な街になった。かの有名なアルゼンチン・タンゴはこの街のボカ地区で育った。また、サッカーが盛んなことでも有名で、マラドーナが在籍したボカ・フニオルスやリーベル・プレートなど名門チームを数多く擁する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブエノスアイレス」の詳細全文を読む
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