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ブテナフィン塩酸塩(butenafine hydrochloride)は、ベンジルアミン系抗真菌薬である。メンタックス(Mentax)の商標名がある。アリルアミン系抗真菌薬のテルビナフィンの類縁体である。 == 性質、薬効 == ブテナフィン塩酸塩は無臭の白色結晶で、メタノール、エタノールおよびクロロホルムによく溶け、水には僅かに溶ける。 アリルアミン系抗真菌薬のテルビナフィンと同様に、スクアレンエポキシダーゼを阻害することによりエルゴステロールの合成を阻害する。スクアレンエポキシダーゼは真菌の細胞膜に必要なステロールの合成に関与している酵素である。エルゴステロールの欠乏により細胞膜の浸透性が増大し、細胞含有物が漏出する。 ''M. furfur''菌が原因の癜風、''T. rubrum''菌や ''T. tonsurans''菌が原因の足白癬(水虫)・白癬(体部白癬)および頑癬(いんきん)の治療に使われる。ブテナフィンはテルビナフィン、ナフチフィン、クロトリマゾールおよびトルナフテートよりも優れた抗菌活性を有する。 通常は1%クリームまたは液として使用される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブテナフィン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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