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ブヌン族(布農族)またはヴンヌム族は台湾原住民の一つ。南投県信義郷、仁愛郷、花蓮県卓渓郷、万栄郷の山岳部を中心にその他高雄市桃源区、ナマシャ区、台東県海端郷、延平郷などにも分布している。人口は約5万人。独自のブヌン語を有し、ブヌンとはブヌン語で人を意味する言葉である。 社会組織は、長老制度による父系氏族大家族社会で、長老者会議各家族の長老たちが集まり村の政策決定を行なう。民族意識が強く、民族の固有言語を保っている数少ない台湾原住民族である。 「小米(粟)の豊作を祈る歌」など八部和音唱法の歌をもつことで知られる。 == 分布 == ブヌン族は主に中央山脈の両側に住み、典型的な高山民族といえる。 18世紀頃、南投あたりのブヌン族が大規模な移民をはじめ、結果、南投・高雄・花蓮・台東県まで居住範囲をひろげた。 ブヌン族には5つの群がある。 *卓社群 (take-todo):南投県信義郷久美村、仁愛郷中正、法治、万豊村。 *卡社群 (take bakha):信義郷南潭、地利、双竜三村。 *丹社群 (take vatan):信義郷地利村、花蓮県万栄郷馬遠村。 *巒社群 (takebanuad):信義郷豊丘、望郷、新郷、人倫及び花蓮県卓渓郷。 *郡社群 (isbukun):信義郷東埔、羅娜、明徳、台東県海端郷、延平郷及び高雄市ナマシャ区、桃源区。ブヌン族最大の群。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブヌン族」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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