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ブラウンシュヴァイク=リューネブルク(ドイツ語:Braunschweig-Lüneburg)は、神聖ローマ帝国の北西部に中世後期から近世にかけて存在した歴史上の公国。ヴェルフ家(ブラウンシュヴァイク=リューネブルク家)が長期間に渡って治めていた。 公国の主要都市は、中世後期の長いあいだリューネブルクとブラウンシュヴァイクであり、これら2都市の名称は支配者一族の家名としても使われた。その後この2都市にとって代わったのは、現在のニーダーザクセン州の州都ハノーファーである。ハノーファーはブラウンシュヴァイク=リューネブルク公国を経済的に支配するようになったため、公爵達は古くからの居所からハノーファーに移った。同市の繁栄は公爵家がかなり後になって選帝侯の地位に昇格した要因の1つでもあった。 == ブラウンシュヴァイク=リューネブルク == ブラウンシュヴァイク=リューネブルク公国は、バイエルン公兼ザクセン公ハインリヒ獅子公が12世紀後半に築いた第1次ザクセン公国から枝分かれした領邦である。ハインリヒ獅子公は1180年、神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世によってバイエルン公とザクセン公の地位を追われたが、ニーダーザクセンに広大な領土を保持し、この領土はブラウンシュヴァイク=リューネブルクの諸公国として彼の息子達に受け継がれた。 最初のブラウンシュヴァイク=リューネブルク公となったのは、ハインリヒ獅子公の孫の1人で1235年に公爵位についたオットー1世である。1267年、オットー1世の2人の息子は公国を分割相続し、兄のアルブレヒト1世はブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテルを、弟のヨハンはリューネブルク=ツェレをそれぞれ領した。この分割相続はその後この領邦が小規模な公国群へと分裂してゆく端緒となった。 ブラウンシュヴァイク=リューネブルクの諸公国は全てヴェルフ家(あるいはゲルフ家、ブラウンシュヴァイク=リューネブルク家)の人々によって統治されていた。一族は近しい親族関係を保つ事に腐心し、従兄妹結婚もしばしばその方便として使われた。サリカ法典の存在もあって、一族の領土保持はしっかり守られていた。公国内の権力の中心は、リューネブルクとブラウンシュヴァイクから、徐々にツェレとヴォルフェンビュッテルに移っていった。 公国内は十数の地域に分裂していたが、そのうちの一部はあくまでヴェルフ家内部の分領であって正式に帝国領邦とは認められていないものもあった。しかしこれらの非公式な分領も1500年には一斉に帝国領邦としての法的な承認を受ける事が出来た。1792年の時点では、ブラウンシュヴァイク=リューネブルク系の領邦として以下が帝国議会に議席を有していた。 *リューネブルク=ツェレ - 1269年に創設、1705年にカレンベルク侯ゲオルク・ルートヴィヒ(イギリス王ジョージ1世)が相続した。 *カレンベルク及びゲッティンゲン - 1495年にエーリヒ1世が創設、リューネブルク侯エルンスト2世の弟ゲオルクが1635年にカレンベルクを相続し、ハノーファーを居所に定めた。ゲオルクの息子エルンスト・アウグストは1692年にハノーファー選帝侯となった。 *グルベンハーゲン - 1291年にアルブレヒト1世の息子の1人ハインリヒ1世が創設、1617年にリューネブルク侯クリスティアンが相続した。 *ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル - 1269年に創設。ブラウンシュヴァイク公国(1815年 - 1918年)の前身。はじめブラウンシュヴァイク侯領と呼ばれていたが、1432年以後公爵がヴォルフェンビュッテルに居所を移した為、呼称が変わった。 ブラウンシュヴァイク=リューネブルク諸公のうち、1705年まで存続していた系統はカレンベルク=ツェレなどを領した家系と、ヴォルフェンビュッテルを領した家系の2つだけだった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブラウンシュヴァイク=リューネブルク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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