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ブラジル国立博物館(ブラジルこくりつ博物館、Museu Nacional)はブラジルのリオデジャネイロにある博物館である。現在はリオデジャネイロ連邦大学(UFRJ)によって運営されている。 ==歴史== 1818年6月6日にポルトガル王、ジョアン6世が王立博物館として、植民地の科学的研究の拠点とするために設立させたのに始まる。リオデジャネイロの中心のカンポ・デ・サンタナに施設は作られた。植物や動物の剥製が収容され、特に鳥の剥製で有名になり「鳥の家」(Casa dos Pássaros)と呼ばれた。1817年に神聖ローマ皇帝フランツ2世の皇女、マリア・レオポルディナ・デ・アウストリアがブラジル皇帝ペドロ1世と結婚したのを機に、オーストリアによるブラジルでの科学調査が行われ、多くのヨーロッパの博物学者がブラジルを訪れ、探検の成果で博物館の資料を充実させた。これらの博物学者にはヨハン・バプチスト・フォン・スピックス、カール・フリードリヒ・フィリップ・フォン・マルティウスがいる。その他のブラジルを探検した学者、オーギュスタン・サンティレールやゲオルク・ハインリッヒ・フォン・ラングスドルフも、植物の資料を充実するのに貢献した。 ペドロ2世の治世下では皇帝の嗜好もあって、人類学、古生物学、考古学の分野の資料が集められた。皇帝の旅行で得られた、エジプトの美術品や化石なども収蔵され、博物館は近代化され、南米の自然史、人類学の拠点となった。クーデターによるペドロ2世の廃位の後も皇帝は人気のある人物であったので、皇帝の象徴性を減ずるために、皇帝の旧皇居を博物館に改装することとし、1892年までにもとの博物館から収蔵物を移し、これが現在の博物館になっている。 1946年に博物館は、ブラジル大学(現在のリオデジャネイロ連邦大学)が管理することになり、研究室が旧宮殿内や公園となっているキンタ・ダ・ボア・ヴィスタの植物園に建てられた建物内に作られた。リオデジャネイロ連邦大学の研究者の研究施設となっている、月曜日を除いて、10時から16時の間一般公開されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブラジル国立博物館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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