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ニュートン・タットリー(Newton Tattrie、1931年7月12日 - )は、カナダ・ノバスコシア州出身の元プロレスラー。 ジート・モンゴル(Geeto Mongol)のリングネームで知られ〔リングネームの綴りは "Geto" 、読みは「ギト」または「ギート」とされる場合もある。〕、ベポ・モンゴルおよびボロ・モンゴルを従えたモンゴリアン・ギミックの悪役タッグチーム、ザ・モンゴルズ(The Mongols)のリーダー格として活躍した。 == 来歴 == 12歳の頃に家を飛び出し、第二次世界大戦中はトロントのストリート・キッズになっていたという。1954年、ボクシングを習おうとして入ったジムでプロレスラーの "ワイルドマン" デイブ・マッキグニーと出会い、彼の指導のもとレスリングを習得するが、体が小柄だったためプロレスを定職とすることはできず、以降10年もの間、油田で働きながらリングに上がっていた〔。 1963年、スチュ・ハートの主宰するカルガリーのスタンピード・レスリングに参戦、飛躍のきっかけを掴む〔。トロントのジム以来の旧友ワルドー・フォン・エリックの仲介でWWWFにも出場し、トニー・ニューベリー(''Tony Newberry'')のリングネームでジョバーを務めた。アメリカ南部のNWA圏ではブラック・ジャック・ダニエルズ(''Black Jack Daniels'')を名乗り、1967年2月14日にスタン・コワルスキーと組んでフロリダ版のNWA南部タッグ王座を獲得、同月には「ブラックジャック・ダニエル」の表記で日本プロレスに初来日している。 1968年、カルガリーに戻りミスター・ロウバスト(''Mr. Robust'')の名で活動後、クロアチア移民のヨシップ・ペルゾビッチをパートナーにザ・モンゴルズを結成〔。自身は「ジート・モンゴル」、ペルゾビッチには「ベポ・モンゴル」と名乗らせ、辮髪に毛皮のコスチュームをまとったモンゴリアン・ギミックの無法コンビとして、カナダやアメリカ北東部を中心に活動を開始する。 1970年よりWWWFに再登場し、6月15日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでビクター・リベラ&トニー・マリノを破りWWWFインターナショナル・タッグ王座を奪取。翌1971年6月18日にピッツバーグにてブルーノ・サンマルチノ&ドミニク・デヌーチに敗れて一度はタイトルを失うも、2週間後の7月2日に奪回、11月12日にターザン・タイラー&ルーク・グラハムに明け渡すまで、ベポとのコンビで王座を保持した〔。 同時期、ピッツバーグの興行権をブルーノ・サンマルチノから購入してプロモート業にも着手、NWFのペドロ・マルティネスに買収される1972年まで、WWWFにおける同地区の興行を担当した〔。WWWFインターナショナル・タッグ王座も1971年12月18日にジョニー・デファジオと組んでタイラー&グラハムから奪還したが、NWFのピッツバーグ買収に伴い、1972年に同王座は封印されている〔。 1972年7月にはベポ・モンゴルを帯同して日本プロレスに参戦。1973年にベポがモンゴルズを脱退すると、ピッツバーグでスカウトしたビル・イーディーに「ボロ・モンゴル」を名乗らせて後任とし〔、NWFにてモンゴルズを再編。1974年4月には新生モンゴルズとして新日本プロレスの『第1回ワールドリーグ戦』に来日。予選リーグで上位に食い込み決勝リーグに進出し、アントニオ猪木、坂口征二、キラー・カール・クラップ、ジ・インベーダー、スタン・スタージャックらと対戦したが、戦績は全敗に終わった。 以降、ペドロ・マルティネスも参画していたエディ・アインホーン主宰のIWAやジム・クロケット・ジュニアの運営するNWAミッドアトランティック地区などで活動〔。1976年7月には新日本プロレスに再来日したが、同年秋にボロとのコンビも解消してモンゴルズを解散させた。 その後はシングルプレイヤーのザ・モンゴル(''The Mongol'')として、トロント、セントルイス、ジョージアなど各地への転戦を経て、1982年に現役を引退〔。1985年よりバージニア・ビーチに居住し、レスリング・スクールを5年間運営していた〔。同スクール出身のヘンリー・ロビンソンとジャック・ワーイングがUNWに来日している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニュートン・タットリー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Geeto Mongol 」があります。 スポンサード リンク
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