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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ブラックオパールとは、通常不透明な濃灰色から黒色を主色とし、地色として、様々な色彩が輝きを見せる単一(ソリッド)の天然石を言う。黒蛋白石(くろたんぱくせき)ともいう。 淡色のオパール(蛋白石)では白色光が散乱し、色彩の輝きが拡散するのに対し、ブラックオパールではそれを暗色の地色が吸収するため、視覚的効果が引き立つ。最上級のブラックオパールでも、最表面の色の下に色彩のない地色がちらついて見えることがある。 ブラックオパールは様々な場所で発見されるが、宝石品位のものが商業規模で探鉱されているのはオーストラリア、ニューサウスウェールズ州北部のライトニングリッジ産地のみ。 == 品質と鑑定 == ブラックオパールの品質は次のような要素で決定される。 ; 特徴 : ブラックオパールは、一つ一つが異なった特徴を表している。サファイヤやルビー、エメラルドなどと異なり、それぞれが独特の色彩の組合わせを見せ、同じものが見られることはまずない。 ; 形状 : オパールの理想的な形は、整ったドーム型の楕円形カボションで、石の長さが幅よりも40%ほど大きく、高さ(ドーム)が幅の60%ほどのもの。自然の作用により不規則に形成されるため、このような理想的な形で採掘される事は稀である。加工の過程で原石の40 - 60%が削り取られる。 ; 光沢と輝き : 主要な要素の一つが、石の中の遊色度である。遊色が明瞭で色合いが鮮明なものが高品質とされる。 ; 地色 : 七彩色は、地色の上やその中に発生する。真灰色から濃灰色、濃紺色、黒色の範囲に及ぶ。 ; 七彩色の範囲 : 遊色や七彩色の揺らめき方は光沢と同様に重視される。混じり気のない鮮明な色が好まれる。 ; 正面の外観 : 正面から見た際に石の色彩が直接見えるか否か。狭い角度からしか見えない場合、その石の価値は低くなる。 ; 含有物と傷 : ブラックオパールの多くは、砂や石膏、ポッチなどの含有物を持つ。少しでも表面を覆うと大きく評価が下がることがある。 : * 石膏 表面に網上の細かい灰色の線となって現れることがあり、鮮明に見える場合好ましくない。 : * 砂 石の裏など表面から見えない箇所に砂の斑点や塊がある。明らかに表面上にある場合は欠陥とされる。 : * 窓(ウィンドウ) 多くのオパール、特に暗色が地色のものには、色が薄く透き通って見える部分がある。普通、石の背後部のポッチに色むらがあるか、背後から色の層まで砂が入り込んでいるため。これらは石の価値を下げてしまう。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブラック・オパール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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