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ブリガンダイン(Brigandine)は主に人間の胸部や胴体を覆う鎧の一種。ブリガンディン、ブリガンディーンとも表記される。12世紀末頃から17世紀頃にかけて製造され、世代や地域によって材質、製法などに多くのバリエーションがある。 == 概要 == キャンバス地の布や革などをベスト状に仕立て、その裏地に長方形の金属片をリベットで打ちつけることで強度を高めたもの。高価なベルベットや金箔などで外装に美しい装飾を施した高級品もある。12世紀末頃まで主流を占めていたコート・オブ・プレートに似るが、ブリガンダインはその発展形といえるものである。相違点としてはコート・オブ・プレートに比べブリガンダインは使われる金属片が小さく、その数が多い。またスケイルアーマーともしばしば混同されるが、ブリガンダインは金属片を打ち付ける面が表裏逆である。 当初はコート・オブ・プレートと同様に服(クロースアーマー)の上から装着するものだったが、チェインメイルが普及してからは更にその補助としてブリガンダインを纏うことで防御力を高めたと推測されている。ブリガンダインの長所は装着時の動きやすさと破損してもさほど技術を労せず修復出来る高いメンテナンス性にあり、戦場に不可欠な機能と耐久性を併せ持つ防具として長く使用された。 防具の製造技術が発展し、ほぼ全身を強固に防護するプレートアーマーが作られた後も、騎馬による移動を行わない歩兵や軽装を好む騎士などは依然としてブリガンダインを愛用していたようである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブリガンダイン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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