翻訳と辞書
Words near each other
・ ブリタニー・スノウ
・ ブリタニー・スパニエル
・ ブリタニー・バイス
・ ブリタニー・バーンズ
・ ブリタニー・マーフィ
・ ブリタニー・マーフィー
・ ブリタニー・ラウ
・ ブリタニー・ロバートソン
・ ブリタニー・ヴァイス
・ ブリタモリ大百科事典
ブリタンニア
・ ブリタンニア属州
・ ブリタンニクス
・ ブリタール (東ジャワ州)
・ ブリダ
・ ブリダの悲劇
・ ブリダーズカップ
・ ブリダ県
・ ブリチラ
・ ブリヂストン


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ブリタンニア : ウィキペディア日本語版
ブリタンニア

ブリタンニア()は、古代ローマが現在のイギリス南部に設置した属州の一つ。また属州の置かれた島(現在のグレートブリテン島)とその周辺の小群島をも指す。住民は主にケルトブリトン人で、属州化以降ローマ人ガリア人ゲルマン人が主に兵士として渡来した。ローマの支配は40年から410年まで及び、現在のイングランド南部を中心にローマ化が進んだ。五賢帝の一人ハドリアヌスが北部からの蛮族の侵攻を食い止めるために築いたハドリアヌスの長城が有名である。

== ローマの接触と属州ブリタンニアの成立 ==

ガイウス・ユリウス・カエサルガリア戦争中の紀元前55年54年2度の遠征を行ったときが、ローマとブリタンニアが直接に接触した最初である。ただ、この遠征はガリアを掌握する一環として行われたものであり、恒久的な拠点を獲得するものではなかった。
40年カリグラは再びブリタンニアへの遠征を企画したが、この計画自体は実現性に乏しく、その後ローマで政変が起こり、結局実行されなかった。
ブリタンニアが実際にローマの勢力に組み入れられたのは、43年クラウディウス帝の遠征によってである。このときアウルス・プラウティウスを総司令官とする4個軍団約4万のローマ軍は、カトゥウェッラウニ族の王カラタクスに率いられたブリトン人部族連合を破り、ついでクラウディウス帝自身による援軍を待った後、カトゥウェッラウニ族の都であるカムロドゥヌム(現在のコルチェスター)を占領した。直後にクラウディウス帝は同地で属州設置宣言を行い、紀元43年に属州ブリタンニアが誕生した。占領当時はカムロドゥヌム(後に植民市化)を中心とする南東部一帯のみを支配下に置いていたが、その後ローマは北部、西部、南西部の各方面に軍を展開、抵抗する部族を平定し、着実に領土を増やしていった。なお、南西部に展開した第9軍団ヒスパナは、のちにフラウィウス朝初代皇帝となるウェスパシアヌス軍団長を務めていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ブリタンニア」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.