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ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム : ミニ英和和英辞書
ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム : ウィキペディア日本語版
ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム[ちょうおん]

ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』()は、1965年にリリースされたボブ・ディラン5作目のスタジオ・アルバム
ビルボード・トップ LP's チャートで最高6位を記録し、ディランのアルバムで初めてトップ10入りした。その年の春には全英アルバム・チャートで1位を記録した。RIAAによりプラチナ・ディスクに認定されている。
2006年グラミーの殿堂入りを果たした。
ローリング・ストーン誌の大規模なアンケート『オールタイム・ベストアルバム500』に於いて、31位にランクイン〔500 Greatest Albums of All Time: Bob Dylan, 'Bringing It All Back Home' | Rolling Stone 〕。
==解説==
ディランが初めてエレクトリック・バンドをバックにつけるようになったアルバムで、しばしば最初の「フォーク・ロック」アルバムと見なされる。これについては諸説があり、前年に発表されたアニマルズの「朝日のあたる家」を最初のフォーク・ロックとする説もある。アンソニー・スカデュトの『ボブ・ディラン』(小林宏明訳・二見書房)によると、ディランもこれに刺激を受けたと言う発言をしている。但し、伝承曲のカバーでなく完全なオリジナルのフォーク・ロックを創造したという点ではディランが最初である。
A面はエレクトリック・バンド、B面はアコースティックを主体とした曲で構成されている。シングル・カットされた「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」は、ディラン自身のシングルで初めてチャート入りし、39位を記録した。同曲の「You don't need a weather man to know which way the wind blows(風向きを知るのに予報官は要らない)」や、「シー・ビロングズ・トゥ・ミー」の「Don't look back」という一節は若い世代のスローガンとなり、後者は1967年に制作されたドキュメンタリー映画『ドント・ルック・バック』のタイトルとなった。
ミスター・タンブリン・マン」は、バーズによってシングルとしてリリースされ、ディランの曲として初めてビルボード・チャートで1位を記録した(ピーター、ポール&マリーの「風に吹かれて」は最高2位)。
「イッツ・オールライト・マ」は1974年のツアー(『偉大なる復活』収録)で歌われたとき、ちょうどウォーターゲート事件が問題になっていたため、「But even the president of the United States Sometimes must haveTo stand naked.(アメリカ大統領でさえ、時には裸で立たなくてはならない)」という一節が大喝采を浴びた。また、「マギーズ・ファーム」は1980年にイギリスのブルース・バンドがカバーしたとき、当時のマーガレット・サッチャー首相(愛称マギー)の政策に不満を持つ人々の間で、彼女に対する批判として歌われた。
「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ、ベイビー・ブルー」は1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルで、古いフォーク・ファンから非難を浴びて退場したディランが、アコースティック・ギター一本で再登場し、涙を流しながら過去との決別をこめて歌ったという逸話で有名である。
ダニエル・クレイマーによって撮影されたアルバム・ジャケットは、ディランのマネージャー、アルバート・グロスマンの妻サリー・グロスマンがディランの後ろに座り、ロバート・ジョンソンや エリック・フォン・シュミットのLPを含む色々な物が散在している。(一部の記事に、ディランの背後の女性を、彼の妻となるサラ・ラウンズだとするものが あるが、誤りである)本作は収録曲のリストが表ジャケットに表記されなかった初めてのコロンビアのLPであり、それは当時の業界の慣習から逸脱した物で あった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」の詳細全文を読む




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