|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ブリーシンガメン (Brisingamen) は、北欧神話に登場する女神フレイヤが持っていたと伝えられている首飾りである。ブリーシンガとは炎、メンが装飾品の意〔Onsell, Birgitta. 'Världens vackraste smycke.' in ''Jordens moder i Norden.'' Stockholm: Carlssons, 1994. p. 111-2.〕。日本語訳では他に、ブリージンガメン〔『エッダ 古代北欧歌謡集』252頁(『スノッリのエッダ』の『ギュルヴィたぶらかし』第35章)。〕、ブリーシンガルの首飾り〔『エッダ 古代北欧歌謡集』90頁(『古エッダ』の『スリュムの歌』第13節)。〕、ブリーシングの首飾り〔『北欧神話物語』(キーヴィン・クロスリイ-ホランド著、山室静、米原まり子訳、青土社、1991年新版、ISBN 978-4-7917-5149-5)。〕、などがみられる。 == 『ソルリの話』 == 『ソルリの話』(『ヘジンとヘグニのサガ』)に次のような話がある〔『ソルリの話とヘジンとホグニのサガ』 112-113頁。〕。アジアに「アシーアランド」もしくは「アシーアヘイム」と呼ばれる国があって首都はアースガルズといった。そこに暮らす「アース族」の王がオージンでありニョルズの娘フレイヤを側室にしていた。オージンは大変フレイヤを愛していた。王宮近くの岩の奥にはアールヴリッグ(アルフリッグとも)、ドヴァリン、ベルリング(ベーリングとも)、グレールという4人のドワーフが住んでいた。彼らは素晴らしい技術を持ち何でも作ることができた。ある日フレイヤがこの岩屋の前を通りかかると、入口が開いており、ドワーフ達が黄金の首飾りを鋳造して仕上げをしているのが見えた。フレイヤは首飾りが気に入って買い取りをもちかけたが、ドワーフ達は金銭よりもフレイヤのからだを希望したため、フレイヤは彼らのそれぞれと一夜を共にするしかなかった。その代償としてドワーフたちが、彼女に首飾りを与えたのである。この一連の出来事を知ったロキがオージンへ告げ口をしたところオージンは激怒しロキを後宮に侵入させて首飾りを盗んでこさせた。そしてフレイヤには、首飾りを返す条件として、彼女の呪法と呪文によって2人の王ヘジンとヘグニを永遠に戦い合わせるよう命じたという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブリーシンガメン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|