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ブルックリン級軽巡洋艦(ブルックリンきゅう けいじゅんようかん Brooklyn class Light cruiser)は、アメリカ海軍の軽巡洋艦の艦級。1933年~1935年海軍計画において9隻が整備され1937年から1938年にかけて竣工した。 == 概要 == 本級は日本海軍の最上型重巡洋艦(竣工当時は軽巡洋艦であった)に対抗すべく、1931年に15cm砲12門の9,600トン巡洋艦設計を変更して15cm砲15門の砲戦型巡洋艦として要求性能が決まり、基準排水量はロンドン条約制限一杯の10,000トン台の大型軽巡洋艦で設計された。艦体防御は舷側は最厚部で127mmにもなる重防御で同世代の自国重巡洋艦よりも重防御であった。更に偵察能力強化のために水上機4機とカタパルト2基を搭載したが、防御上弱点となる航空設備はバイタルパート外のトランサム型の艦尾部に集中配置する念の入りようであった。機関配置もオマハ級と同じくシフト配置で優れた生存性能を与えられていた。本級はCL-40~48までが前期型、49と50が後期型に分かれており、外観では低重心の艦橋構造、2番煙突直後に配置する後檣、連装形式の12.7cm(38口径)高角砲で見分ける事が出来る。 最上型は条約の制限が無くなった段階で、主砲塔の15.5cm三連装砲を20.3cm連装砲に換装したが、本級は15.2cm砲の巡洋艦が装甲が制限された20.3cm砲の条約巡洋艦を投射砲弾重量で圧倒できるという理論によって設計された艦船として条約が作り出した大型化された軽巡洋艦だった。第二次世界大戦での戦没艦はなく、1947年までに全艦退役した。 その後、サバンナ、ホノルル以外の5隻はアルゼンチン、ブラジル、チリの南米三か国に売却された。これら3国では実用艦というより、旧式戦艦に代わる海軍の象徴的な大型艦として現地で運用された。このうち、アルゼンチンに売却されたフェニックス(アルゼンチン名はヘネラル・ベルグラノ)はフォークランド戦争で同海軍の旗艦として用いられたが、同艦がイギリス海軍の原子力潜水艦「コンカラー」によって撃沈された事で、国民の意気消沈は激しくアルゼンチン軍全体の士気低下は著しかったと言われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブルックリン級軽巡洋艦」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Brooklyn-class cruiser 」があります。 スポンサード リンク
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