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ブルック砲(ブルックほう、Brooke rifle)は、南北戦争中に南軍が使用した艦載用および要塞用の前装式の施条砲であり、設計はアメリカ連合国海軍の士官であったジョン・ブルックが行った。1861年から1865年にかけて、バージニア州リッチモンドおよびアラバマ州セルマで製造された。 ==設計および製造== ブルック砲は仕上げの荒い砲身と、砲身後部の補強用の錬鉄製帯状金具(単帯~三重帯)により識別できる。砲身は製造の容易な鋳鉄製であるが、薬室部分は発砲時の高いガス圧に耐えられるように錬鉄製の帯を巻いて補強してある。北軍のパロット砲も同様な補強を行っているが、パロット砲は1枚の帯で補強していたのに対し、南部の工場では製造能力の限界から厚さ、幅程度のものしか製造できなかったため、これらを組み合わせて補強を行った。施条の数は、砲のサイズに関わらず7本・右回りであった〔Olmstead, et al., p. 125〕。ほとんどのブルック砲が、ダールグレン砲と同じくゴマースタイル(Gomer-style、後部に向かって細くなる円錐形で先端部が半球状になっている)の薬室を採用しており、6.4インチの単帯型施条砲のみが単純な半球型の薬室を採用していた〔Olmstead, et al., pp. 127-130〕。 ブルック砲はリッチモンドのトリディガー鉄工所(Tredegar Iron Works )とセルマのセルマ海軍工廠で製造された〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブルック砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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