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キュー(Cue)は、ビリヤードにおいてプレーヤーが手球を撞くために用いられる棒状の用具のことである。 == 概要 == ビリヤードのプレーにおいて、球を撞く棒状の道具をキュー・スティック(cue stick)、省略してキュー(cue)と呼ぶ。プレーヤーが手球の狙った点を撞きやすいように、大雑把な形状としては先になればなるほど細くなっており、手元の柄に近い部分ほど太くなっている。またキューは大抵の場合、持ち運びができるよう真ん中から2本に分かれるようになっていて、真ん中から先の部分をシャフト、柄の部分をバットと呼び、継ぎ目の部分をジョイントと呼ぶ。分割できないワンピースのキューもある。 キューは長さ54〜58インチ(約137〜147センチメートル)、重さ16〜23オンス(約450〜650グラム)程度のものが用いられ〔若松(1986) p.13〕〔ロバート・バーン(1999) p.19〕、プレーヤーは自分の身長に適した長さのものを使用することが好ましいとされている。しかし、市販品では多様な長さのキューが取り揃えられているとはいえない。また、競技や種目、特定のショットによって、長さや重さが異なったものを使用する場合もある。 ビリヤードの競技大会などへ出場する場合、ルールによりキューの長さや重さなど制限が課される場合がある。例えばポケットビリヤードの場合、BCA(Billiard Congress of America)や日本ビリヤード協会のルールではキューの長さが40インチ(約101センチメートル)以上のものを利用しなければならず、重さは25オンス(708.7グラム、日本ビリヤード協会)以下、ティップの直径が15mm以下(日本ビリヤード協会)という規定がなされている〔日本ビリヤード協会(2005) p.8〕。 またキューはメーカーごとに様々な装飾が施されたものが作製されており、これらを蒐集するコレクターもいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キュー (ビリヤード)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cue stick 」があります。 スポンサード リンク
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